- 特集 楽しい授業づくりの提案
- 提言 楽しい授業づくりのヒント
- 授業の基本をふまえてこそ楽しい授業ができる
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- 地域ネタで知的興奮を引き出す
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- 「楽しい授業」をつくる原点
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- 『みんなで・仲間と・自力で』の三つの楽しさを大事にしよう!
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- 楽しい国語科の授業づくり―どこに重点を置くか
- 言語活動が充実した学習空間の構築
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- 楽しく読解力を鍛える授業システムを
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- 出版学習のススメ
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- 「分析批評」で子どもの「思考力」を育てよう!
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- 楽しい社会科の授業づくり―どこに重点を置くか
- 社会科を作業のある授業にしよう!
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- できる!きれい!直写教材が楽しい
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- 討論の授業づくりをめざす
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- 教師の説明を少なくし、魅力的な学習活動で授業を組み立てる
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- 楽しい算数科の授業づくり―どこに重点を置くか
- 「できない」子ができるようになり、「できる」子も満足する授業を保証する
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- 教科書問題をどの子にもわかる、できるようにさせることに重点を置く
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- 教科書を使った全員習得学習と、逆転現象を生む知的な挑戦
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- ほめる場面をたくさんつくりだす
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- 楽しい理科の授業づくり―どこに重点を置くか
- エピソード記憶に残るほどの感動を与える授業が、楽しい理科の授業である
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- 討論のある理科授業の魅力とその効果 〜六年「心臓」のはたらき
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- 目的を見失わずに実験できれば楽しい理科授業になる
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- 理科好きの子どもをつくる!大事にしたい十のこと!
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- 楽しいクラスをみんなで創る
- 楽しい学級のかげに生活科!
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- 教師修業への助言
- 年代別教師修業の方向
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- 規範意識を育てる (第10回)
- 規範意識を育てると学力が向上する 安定した学級を作る手段を多く知っておくことが必要である
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- 「理科離れ」を防ぐ (第10回)
- 月は歳をとるのか?
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- 〜安心して月の導入ができる!〜
- 学級見直し、立て直し (第10回)
- 子どもの心をつかむ日記指導 ―その@―
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- ミス退治運動の呼びかけ (第10回)
- ミス退治運動を会報誌、本、ネット上で地道に広める
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- 学級の統率力を磨く (第10回)
- 配慮を要する子どもに対する仕組みと指導方法の開発
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- 教師修業への道 (第10回)
- 頭を柔らかくする本を読もう
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- 編集後記
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編集後記
○…向山洋一氏は教師の授業中における行為を次の四項目で示しています。第一は、子どもの力を引き出す。第二は、子どもに知識や技を教える。第三は、子どもに知的興奮を与える。第四は、子どもを包み込む。確かに、教師は子どもをやる気にさせ、自分から挑戦させ、追究させるようにさせる必要があります。
○…教えただけでは教師ではなく、学力保障してこそ教師であるという向山氏の主張もうなずけます。そのためにこそ「子どもに知的興奮」を味わわせる必要があるといえます。では「知的好奇心をかきたてる授業」とはどういうものでしょうか。本号では「楽しい授業づくり」に焦点を据え四教科にしぼって提案をいただく特集を組みました。
○…ところで「楽しくなる○○科の授業」というのは、どんな授業を指し、如何なる教室現象を捉えて「楽しくなる授業」と判断するのでしょうか。授業者にとっても、学習者にとっても、さらには観察者にとっても必ずしも常に一律ではないとする先達の声もあります。
○…確かに関係する者のそれぞれの立場、教育観、教材観、学習指導観などの差異によるものでしょうが、よく現れるこのような現象も無視できないでしょう。「楽しくなる授業づくり」を意図する場合に、教材内容のおもしろさ、学習活動の活発さ、授業構造の全体、単元構成の全過程を通してあるべき楽しさの要素、条件をなるべく広く、深く追究し、その実現にかなう言語活動の設定、などの検討が必要になるでしょう。(近刊『楽しくなる国語の授業づくり』巳野欣一氏の序文から)
(江部 満)
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