授業力&学級経営力 2024年1月号
なぜかすべてうまくいく 教師のための「超」心理術

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授業力&学級経営力 2024年1月号なぜかすべてうまくいく 教師のための「超」心理術

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ジャンル:
授業全般
刊行:
2023年12月6日
対象:
小・中
仕様:
A5判 130頁
状態:
在庫あり
出荷:
2024年5月14日
定期購読

目次

もくじの詳細表示

特集 なぜかすべてうまくいく 教師のための「超」心理術
特集扉
心をとらえ,動かす,教師のための心理術
諸富 祥彦
自己演出から決めゼリフまで達人が実は使っている心理術
楽しそうな教師を演じよう!
俵原 正仁
自分にも相手にも優しい「心づかい」
樋口 綾香
「子ども」と「自分自身」を信じ抜くメンタルをもつ
古舘 良純
考えて,考えて,考え過ぎないようにする
若松 俊介
個性を知れば心を動かすポイントが見える!気質タイプ診断
気質を理解すると関わりのバリエーションが増える
わたなべ ゆみ
自然と温かいクラスになる学級づくりの心理術
1 初頭効果/2 ホットリーディング
小川 真由美
3 モデリング/4 自己開示
松田 憲子
5 ミラーリング/6 エンハンシング効果
近藤 佑生
7 単純接触効果/8 リフレーミング
久下 亘
9 フレーミング効果/10 プライミング効果
佐藤 翔
関心・やる気UPにつなげる授業づくりの心理術
1 両面提示・片面提示/2 オープンクエスチョン・クローズドクエスチョン
清水 貴之
3 アンダーマイニング効果/4 コントラスト効果
南 惠介
5 ピークエンドの法則/6 スノッブ効果
浦野 裕司
7 ピグマリオン効果/8 ツァイガルニク効果
小橋口 寛
9 ローボールテクニック/10 エピソード記憶
菊池 健一
子どもの心を動かす話し方の心理術
1 アイメッセージ/2 逆質問/3 賛同の呈示・感謝の呈示
深見 太一
4 はぐらかし/5 沈黙/6 極小依頼
佐藤 丈
7 オウム返し/8 即時フィードバック/9 仮説型質問
松山 康成
困った場面&叱りたい場面に効くトラブル対応の心理術
1逆説介入 2問題の外在化 3「例外」探しの質問 4スケーリング・クエスチョン 5if-thenプランニング
吉田 武史
信頼関係がみるみる築ける保護者対応の心理術
1ベビーフェイス効果 2イエス・バット法,ノー・バット法 3ネガティビティバイアス 4ナンバーワン効果 5意向打診法
島 英公子
仕事がうまく回る職員室の心理術
1宣言効果 2希少性の原理 3サブリミナル効果 4アサーション 5ハロー効果
岩田 将英
GIGA FULNESS 授業設計×学級経営×働き方改革=子どもも教師もハッピーに (第13回)
ChatGPTが学校にもたらすインパクト
坂本 良晶
〜生成AIをフル活用せよ〜
レベル別全解説 教師のほめる技術 (第34回)
ほめるトレーニング的取り組み
菊池 省三
若い先生の心をふっと軽くする先輩のコトバ (第10回)
やりたいことができずに悩んでいる先生へ
渡邊 友紀子
「学びにくさ」が生まれない教室づくりのために (第10回)
自分の「困った」が言えない
佐藤 牧子
〜ネガティブ感情を引き出す(困ったに寄り添う)〜
◯◯先生のクラス覗いてみた2023 (第10回)
宇野弘恵先生のクラス覗いてみた
宇野 弘恵原 隼希
〜『丁寧な点打ち』で子どもの成長を支える〜
学校の心理的安全性 (第10回)
教室の安定と職員室の在り方の悩ましい関係
赤坂 真二
【盛山隆雄&志算研プロデュース】子どもがどんどん動き出す!算数授業の「しかけ」 (第10回)
ジュースのかさは合わせてどれくらい?
成川 雅昭
〜「問題のしかけ」「授業展開のしかけ」〜
編集後記
茅野 現
ここまでできる!Canva for Education (第10回)
Canvaの魔法を使って「縦書き」卒業文集を書こう!
清水 智

編集後記

 突然ですが,「ウィンザー効果」という心理術(心理作用)をご存知でしょうか。ウィンザー効果とは,「直接の利害関係がない第三者による情報は高い信憑性を獲得しやすいという現象」というものです。

 この心理術を知ったとき,おもわず「たしかに…」とつぶやいてしまいました。

 ネットで商品を購入するときに,ついつい見てしまうレビュー。いくら良いことが公式情報で出されていても,何となく信用できません。一方で,レビューの評価が高ければ,何となく安心することが多いのではないでしょうか(多すぎても「サクラか!?」と疑ってしまいますが…)。

 弊社の書籍でも,編集担当や営業が一生懸命SNSで宣伝するよりも,読者の方が「良い本だった。役に立った」とSNSに投稿された感想の方が,反響が大きいということは往々にしてあります。

 このような心理術は,学校現場の日々の指導とつながっていたり,応用できたりすることも多いのではないでしょうか。

 例えば,ウィンザー効果であれば,教師自身がほめるだけではなく,「○○先生がクラスのみんなをほめていたよ」と伝えることで,より子どもの気持ちをプラスの方向に導くことができるかもしれません。

 そこで今号では,様々な場面で生かせる心理術を紹介し,日々の活動に生かしてほしいと願いました。

 ちなみに,『授業力&学級経営力』誌では,心理学・心理術の特集を過去に何度か行っています。それぞれの特集趣旨は,やや異なりますが,通底する考え方として,「経験則に基づく授業技術や言葉かけを心理学的に裏付けることで,より効果的な指導につなげることができるのではないか」という思いがあります。

 今回の特集でも,その大本の考え方はそのままに,今まで取り上げてこなかった心理術も数多く取り上げ,その生かし方などを,あらためて紹介したいと考えました。


   /茅野 現

    • この商品は皆様からのご感想・ご意見を募集中です

      明治図書
    • 自分のやってきた実践に心理学的な裏付けがあることが分かった。やってみたい実践もあり学びとなった。
      2024/5/12匿名さん
    • 心理学を活かした学級づくりの仕方が分かるとても参考になる特集でした。これからの指導に活かしていきます。
      2024/3/2440代・小学校教員
    • 諸富先生の、心理学は子どもに使う前に自分を見つめるために使うという言葉が心に響きました。
      2024/3/15
    • 世間一般で通用する心理術を学校でも当てはめて考えることができました。
      いろいろ活用できそうです。
      2024/2/1930代、中学校
    • 生徒の行動に対する対応として、根拠をもって生徒対応にあたりたいと思い購入しました。
      2023/12/1430代・女性

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