- 特集 特別支援の子が集中力・持続力をUpする算数指導
- 〈巻頭特集論文〉向山型のノート指導が集中力・持続力をアップさせる
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- 特別支援の子が集中力・持続力をUpする原則とスキル
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- 教科書通りの授業で学期末を余裕で乗り越える
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- 点検物の指導は授業で終わらせる
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- クラス平均が90点を越えることには,極めて重要な意味がある
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- 教科書チェック
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- 巻頭論文 算数授業へのこだわり
- 新年度,貴重な報告が2つ寄せられた
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<巻頭論文>算数授業へのこだわり 新年度,貴重な情報が2つ寄せられた―教材選択と授業のやり方―
向山 洋一
新学期,貴重な情報が全国から寄せられた。
西日本のある市では,「教材選択」に関して,校長,教務主任から強い指示があったという。
その背景は,オンブズマンによる「学校の教育費,とりわけ教材費などの点検」である。
市議会でもとりあげられ,追求されたわけである。
主な問題点は2つ。
第一は,その教材を使うことで,教育効果が上がっているかどうかである。
教師の単なる「感じ」は通用せず,具体的な証拠などを示して,効果を示してほしいというものである。
「表紙の絵がかわいいから採用」などというのは,とんでもないということである。
第二は,その教材を「全部使っているかどうか」という点である。
テストが残っているというのは問題外だ。
「ドリルのやらせっぱなし」は,大問題だ。勉強のできない子も,全員の子が,その教材を使ったかどうかの説明,証明が必要なのだ。
「スキル」教材は,全員が全部活用していることを証明できるが,「ドリル」教材はやらせっぱなし,中途半端が多いので,「全員が全部活用した」と証明ができない。そこが問題なのである。
西日本で始まった,オンブズマンによる学校の教育費へのチェックは,急速に全国に広がると思える。
学校で使う教材を見直すいい機会だと思う。これまでの,密室でのいいかげんな使い方は,問題になると思う。
東日本からも,貴重な報告が届いた。
新しく6年生の担任になった女の先生からの報告だ。
新年度,算数の授業を1時間,教科書を使って,分かりやすく,リズム,テンポのある授業をした。
そして,2時間目に,子どもたちに言った。
「みなさんが,5年生で習っていた算数の授業は,『問題解決学習』といいます。
私が昨日授業したのは,『向山型算数』といいます。
先生は,どちらの授業でもできます。
みなさんは,どちらの授業がいいですか。
挙手をして下さい」
(1) 昨年の問題解決学習がいいという人0人
(2) 昨日やった向山型算数がいいという人32人(全員)
先生が,「では,6年生は向山型算数をやっていきます」といったとたん,子どもたちから盛大な拍手がおきたという。
後日,親からも,感謝の声が寄せられたという。
子どもの事実は重い。
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