- 特集 単元を貫くシステム&支えるスキル大研究
- 〈巻頭特集論文〉最高のパーツを組み合わせたシステム
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- 1単元を貫くシステム&支えるスキル
- 解き方の「ラインに乗せる」と必ずできるようになる
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- 1時間のシステム&支えるスキル
- 例題→練習問題→計算スキルのシステムがあるから安定する
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- ノート指導のシステム&支えるスキル
- 型を学ぶ(ノートに何を書くか)、丁寧に書く(どう書くか)、間違いを残す(どのような態度で臨むか)が大事!
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- 原点は向山氏の「ノートの使い方の語り」―子どもたちにはノートの書き方のスキルを教え、さらに工夫をしていくシステムをつくる―
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- システムを身につけた子どもの板書&ノート
- 黄金の3日間で学習システムを確立する
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- 基本型を早い段階で教え、単元を貫く
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- システムの“ほころび”こう対処した
- 小さな「ゆるみ」を見逃さないことで全体が安定する
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- 場面別 システムのほころび対処法5!
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- 問題解決学習を「システム」の視点で斬る!
- プロは仕事をシステム化する
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- 我流授業を「システム」の視点で斬る!
- 習得システムにのっとった授業をせよ
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- 荒れた授業を診断するシステムチェック
- 毎時間の「当たり前」をチェックする
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- 私の授業を激変させた向山型算数システム
- すぐれたシステムが授業を安定させる
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- どの子も満足する答え合わせのシステム
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- ミニ特集 研究授業&協議会=向山型で論点整理
- ココがヒドイ!授業&協議会
- 自由さのない研究会は危うい!
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- 「もう全然,わっけわかんね!!」と叫ぶ子どもたち
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- 校内研究体制を向山型で変える
- 「初任者研修会の50倍勉強になりました」と新卒教師がいう校内研修会
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- ワークシートの授業からノートを使った授業へ
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- 授業&協議会を向山型で変えた
- 付箋紙で協議会を活発にさせるシステム―法則化クローズアップメソッドに学び、TOSSメモを活用する―
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- 協議会は授業と全く同じである
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- 表紙のイラスト (第44回)
- 問題:白と黒の石が、ある規則にしたがって並んでいます。はじめから100番目の石は、白ですか黒ですか。
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- グラビア
- 会場圧倒!向山氏から次々と出される最先端の教育課題
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- 〜向山型算数セミナーIN東京 2014.8.2〜
- マンガ向山型算数教室 (第8回)
- 算数が大好きになるリズムとテンポのよい授業
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- イラスト競演!向山型算数ハイライトシーン (第20回)
- 教科書問題、解く順序に工夫を!
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- 〜これだけでやさしくできる〜
- 巻頭論文 算数授業へのこだわり
- 全国学力テストが示すTOSS指導のエビデンス
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- 教えてほめて算数好きを急増させる学年別教科書の教え方 (第7回)
- 1年「かたちあそび」
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- 1年「ひき算(くり下がりのあるひき算)」
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- 2年「かけ算(乗法の意味)」
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- 2年「かけ算(2〜5の段)」
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- 3年「長いものの長さのはかり方」
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- 3年「小数」
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- 4年「計算のきまり」
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- 4年「面積」
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- 5年「図形の角」
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- 5年「分数のたし算とひき算」
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- 6年「比例」
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- 6年「反比例」
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- 算数授業力UP奮戦記 (第8回)
- 説明しない,子どもが活動する授業を組み立てるポイント
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- 〜説明しない・教えない授業にサークルやセミナーで挑戦しよう〜
- 奇跡の向山実践を追う (第8回)
- 向山学級における基本型の徹底
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- 算数教科書教材に挑戦/論文審査 (第180回)
- 深まりのある授業を構想する
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- 向山型算数実力急増講座 (第182回)
- 校内研修で模擬授業する学校はすごい
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- 向山型算数WEBサロン (第176回)
- 教科書通り教える向山型算数だからこそ力がつく
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- 〜4年「折れ線グラフ」の実践〜
- 甲本が斬る!授業力“有段”への道 (第8回)
- 教師の行為にはすべて意味がある。知らないことは恥ずかしいことだ
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- 河田が創る!“指導法の工夫”で平均90点突破 (第8回)
- 「スキルを教えて活用させる」が算数学力向上の原則
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- 発達障害への林ドクター教育コーチ!ここが気になる学校の指導Q&A (第68回)
- 特別支援に関する研修会への提案
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- <子どもを巻き込む算数の福袋>算数ペーパーチャレラン (第56回)
- 低学年/「大小かわりばんこチャレラン」
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- 中学年/「不等号チャレラン」(4けた版)
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- 高学年/「多角形チャレラン」
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- 教室・サークルからの発信
- 特別支援の算数授業 (第8回)
- LD傾向に対応する具体的な支援策
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- 〜子どもの特性を見極め、物を用意する〜
- 算数教材ユースウェア (第8回)
- TOSSかけ算九九計算尺は「かけ算九九」だけじゃない
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- サークルで教師修業 (第8回)
- 単元を通しての指導
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- 新型学級崩壊への対応 (第8回)
- 前が重たすぎる授業
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- 子どものつまずき分析 (第8回)
- 5年「時間と分数」の学習 基本型の提案
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- 子どもが熱中した算数 (第8回)
- 難問は「簡単な原理が組み合わさっている」ことを教える
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- 〜5年「三角形の面積」〜
- 「語り」で描写!あの子ができたドラマ100人物語 (第68回)
- 初めての100点!丸つけが終わった瞬間,私の目から涙があふれ出した
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- すきま時間に子ども熱中!すぐに使える“わくわく問題” (第44回)
- 子どもが頭を悩ませる四則計算を使った問題
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- プロが解説!教材研究「基本用語」事典 (第20回)
- キーワード「くり下がりの計算」
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- 向山型算数を知る前と後―子どもの事実と教師の手応え!
- 驚くべきA君の変化
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- 「わかりやすい」と子どもの感想
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- 向山型算数セミナー
- 夏のセミナーの衝撃
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- TOSS最新情報
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- 算数教室最前線 (第8回)
- 淡路島でのTOSSの広まり
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- 〜特別支援の観点からのアプローチ〜
- 編集後記
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- 「子ども算数検定」に挑戦! (第20回)
- 11月
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- 算数教科書教材に挑戦/指定教材 (第182回)
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<巻頭論文>算数授業へのこだわり 全国学力テストが示すTOSS指導のエビデンス
/向山 洋一
全国学力テストの結果は,向山型算数の優秀さを証明した。このような事実,エビデンス(証拠)こそ大切である。
算数の問題解決学習にはエビデンスがない。
北日本のある小学校では,「あの子たちは知能指数が低いからしょうがない」と言われていた子どもたちに,次の事実が生まれた。
■今年度の全国学力テストの結果が返ってきた。校長先生によばれて,第一声が「びっくりしました。ほぼ,すべて全国平均を超えています」だった。
昨年,5年生で受け持ち,今年6年生に持ち上がった子たちだ。もともと勉強ができる子たちではない。4年生のときは算数が遅れて教科書の最後のほうを飛ばしながら授業したという。
当時,他の先生方からは,「あの子たちは知能指数が低いからしょうがない」と言われていた子たちだ。
そんな子たちだったが,素直に,丁寧に1年間教科書を使い,きれいなノートを書き,TOSSの教材を使って,次のような事実をつくった。
国語A 全国平均+7.1
国語B 全国平均−0.05
算数A 全国平均+14.1
算数B 全国平均+16.2
国語のBだけマイナス0.05だったそうだが,県の平均は軽く超えていて全然問題ない,むしろ快挙だと校長先生は言われていた。
特に算数Aは90%を超えていて,とても驚かれていた。
私はそれより算数のB問題の全国平均との差に驚いた。
こんなに差をつけて得点できたのはなぜか?これだろうという心当たりがある。
「TOSS算数B問題スキル」
である。
昨年度,「TOSS算数B問題スキル」を採用し,教材費で購入した。
1年間かけて,この1冊の問題を解かせたのである。
TOSSの教材である「TOSS算数B問題スキル」の効果が高かったということである。
先日,この学テの結果を基にした「校内学びの支援委員会」が開かれた。「A先生の取り組みを,全校で広めていきたい」という方向になっていった。■
西日本のある小学校では次の結果が出た。
2年前,CRT(4年末),全国平均よりマイナス10点
今年,全国学力テスト算数B,全国平均よりプラス2点
この先生は,担任するとき,校長先生から「ぜひ1年間で学力をあげてほしい。どんな指導方法でもよいから」と依頼された。
次の3つの方針で指導したら結果が出たのである。
@ 教科書を使っての授業
A 1時間に1回は子どものノートに丸をつける。
B 計算スキルを授業時間に指導する。
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- 明治図書