- 特集 論点整理に立つ総合的学習の“研究方向”
- <500字アンケート>どこに向かっている?総合的学習―と聞かれたら
- 本流と亜流の二極化へ
- /
- どこにも向かっていない総合的学習
- /
- 英会話とコンピュータ
- /
- 地域の実情をベースにしつつ四つの例示を積極的に
- /
- ねらいは「生きる力」
- /
- 英会話とコンピュータである
- /
- 十年後の総合的学習
- /
- 社会の要求する英語・コンピュータと学校の特色ある実践との二極分化が進む?
- /
- いつ、どこで、どんな主張がされてきたか
- “総合的学習のコンセプト”をめぐる論点整理
- /
- “めざすカリキュラム像”をめぐる論点整理
- /
- “育てたい子供像”をめぐる論点整理
- /
- “内容づくりの柱”をめぐる論点整理
- /
- “体験の学習活動像”をめぐる論点整理
- /
- “教科との関わり”をめぐる論点整理
- /
- “生活科との関わり”をめぐる論点整理
- /
- “小学校英語の問題”をめぐる論点整理
- /
- “評価の問題”をめぐる論点整理
- /
- “学力の問題”をめぐる論点整理
- /
- いま論争しておきたい総合的学習の“この問題”
- “イベント型総合”で大丈夫か
- /
- “子供の個別課題”に応えられるか
- /
- “3時間の時間割付”に根拠はあるのか
- /
- “指導と支援の関係”をどう捉えるか
- /
- 特活行事の補完になりそうでよいのか
- /
- “地域素材・教材”だけでよいのか
- /
- “学習のまとめは作品づくり”でよいのか
- /
- “学び方指導が学習の目当て”でよいのか
- /
- “学級単位か学年単位”がよいのか
- /
- 総合的学習の実践研究をどう方向付けるか
- 「地域発信型の学習」を中核に
- /
- 文脈知を追求する
- /
- 理論より先にまず実践
- /
- 総合的な学習への突破口を開く
- /
- 我が校の総合的学習の時間ハイライト
- /・・・
- イラストで総合的な学習 (第5回)
- 「興味・関心」と言うけれど……
- /
- 教科に挿入する総合的学習の単元づくりインデックス (第5回)
- 教科・道徳に挿入する福祉ユニット各種
- /
- ドイツの総合的学習現場レポート (第5回)
- 改革学校の理念と年齢混合クラス
- /
- 総合的学習でする―英語活動“おすすめスポット” (第5回)
- 活動の関連を高める
- /
- 〜長崎市立西坂小学校〜
- スーパー校長が創る総合的な学習 (第5回)
- 英国・ロビンフッド小学校/ブロードフィールド先生を訪ねて
- /
- ポートフォリオが育てる新しい能力・評価 (第5回)
- プロセス・スキルの評価A
- /
- 環境体験活動のワールドカップ (第5回)
- 調べてみよう、身近にある環境ホルモン
- /
- 編集後記
- /
- 総合的な学習の時間で使えるインターネット情報・アラカルト
- ライブカメラ
- /
編集後記
○…今日、3月12日、NHKのニュースで「この4月から始まる“総合的学習の時間”でやることになっている、小学校英語の学会ができました…。」という報じかたをしていたのを偶然、耳にしました。これを聞き、おやっと思うと同時に、世間の関心も、「やはり、そのへんにあるのかな」と改めて思い知らされた気がしました。
翻ってつらつら考えるに、やはり全国的にまだまだ「小学校で英語の授業」はほんの少数派―と言っていいのではないでしょうか。もちろん、英語を入れることがすべて「よいことだ」ということを主張しようというわけではありません。が、学力低下のキャンペーンが何となく気になる…という雰囲気は現場にも広がりつつあるような気がします。
つまり、「カレーで国際理解、というような学習をいくらしたって何になるんだ!」と言う批判に対して、有効な反批判が展開されない限り、今多くのところでなされている体験を中心に据えた総合的学習への(実践者自身が実践に対して抱く不安?も少なくならない…のではないか)、賛意に向けての説得は、なかなか難しいのではないか―と思います。
本号は、何となく総合学習とはこのようなものらしい…というイメージができあがりつつある今日、この時点でこそ、「いったい、これでよいのか」、「これから、どのような方向に研究をシフトしていけばよいのか」改めて、今日までの論点を整理していただきながら、これからの総合的学習研究の方向性を見誤らないよう、<情報の整理と今後への方向付け>をご示唆いただきました。
-
- 明治図書