総合的学習を創る 2004年11月号
“年間計画に特色”出す! 注目の新情報

X173

«前号へ

次号へ»

総合的学習を創る 2004年11月号“年間計画に特色”出す! 注目の新情報

紙版価格: 827円(税込)

送料無料

電子版価格: 744円(税込)

Off: ¥83-

ポイント還元20%

ファイル形式

PDF
ジャンル:
総合的な学習
刊行:
2004年10月7日
対象:
小学校
仕様:
B5判 80頁
状態:
絶版
出荷:
ダウンロード
定期購読

目次

もくじの詳細表示

特集 “年間計画に特色”出す!注目の新情報
そうだここを変えよう!年間計画の―PDCA
年間計画のPDCAで学習の中身をリフレッシュ
布谷 光俊
総合の年間計画の立案・修正のための三点
無藤 隆
基本に忠実に子どもの学びの姿から学ぶ
日台 利夫
年間計画を見直す視点・注目の新情報はこれだ!
小学校英語の導入 注目の新情報はこれだ
岡澤 永一
2学期制実施 注目の新情報はこれだ
村井 万寿夫
教育特区 注目の新情報はこれだ
今里 和之
フロンティアスクール 注目の新情報はこれだ
天笠 茂
食と健康問題 注目の新情報はこれだ
住田 実
学校全体でつくる年間計画づくりの新情報 QA
地域素材の取り上げ方の新情報
野田 敦敬
学年の特色への配慮の新情報
岡崎 智利
季節にかかわる栽培への配慮の新情報
正岡 義憲
ゲストティーチャー・地域人材活用 の新情報
西川 秀智
学び方の手引きづくりの新情報
敷地 博
調べ方スキルづくりの新情報
鈴木 康一
学年テーマと個人テーマ化 すみわけの新情報
川上 雅彦
情報教育にかかわる新情報
堀田 龍也
年間計画づくり―注意したい落とし穴はここだ!
大テーマ主義の理想と落とし穴
片上 宗二
直接体験単元の理想と落とし穴
川上 昭吾
発達の系統にこだわるの理想と落とし穴
北 俊夫
時数計算にかかわるの理想と落とし穴
有田 和正
評価にかかわるの理想と落とし穴
市川 洋子
教科とのかかわらせ方の理想と落とし穴
角屋 重樹
地域&身近な題材学習にプラスαの年間計画の立て方
国際とからませた年間計画の立て方
冨永 泰寛
環境とからませた年間計画の立て方
福應 謙一
情報とからませた年間計画の立て方
百田 止水
福祉とからませた年間計画の立て方
甲本 卓司
健康とからませた年間計画の立て方
溝端 達也
学び方重視一味プラスの年間計画の立て方
テーマ設定 年間計画のどこに入れるか
村川 雅弘
計画づくり 年間計画のどこに入れるか
關 浩和
調べ方 年間計画のどこに入れるか
角谷 和彦
まとめ方 年間計画のどこに入れるか
岩永 宏紀
発表 年間計画のどこに入れるか
加茂川 くるみ
推薦! 年間計画に入れたい“一押しテーマ例”
小学校3年 年間計画に入れたいテーマ例
“ごっこ”や“遊び”を『総合』でも
岩ア 保之
「街づくり」で、自分の街のよさに気づかせる
東 しのぶ
福祉はこれ!体験を通したアイマスク・点字の授業
勇 和代
ぼくたち 築山「○っ子山」探検隊!
筏井 朋美
小学校4年 年間計画に入れたいテーマ例
「グリーンマップ」作りで環境調査活動
金指 由香里
ちょっと離れた町との交流活動
松尾 操
体験と交流を入れた福祉で!
冨築 啓子
上・中・下流で(交流)環境学習!
森 康行
小学校5年 年間計画に入れたいテーマ例
探そう、挑戦しよう、発見しよう
渡邉 彰
「健康」も「えっ」という出会いから
氏本 射須身
環境問題の解決と日本人の努力を調べる
上山 留美
マガキの人工授精に挑戦
望月 誠治
小学校6年 年間計画に入れたいテーマ例
生活の現実と向き合い、納得する生活を創る
坂田 大輔
国際理解は日本の伝統理解から始めよう!
井上 和子
ビジネスゲームで起業家教育を
田村 学
子どもに息づく、活動の指針となるテーマを
久地岡 啓一郎
中学 年間計画に入れたいテーマ例
職場体験学習のまとめに講演会
玉M ひろみ
総合的な学習の必要性を伝える
櫛引 丈志
これだけは外せない「地球環境問題」
木野村 寧
起業家体験学習:会社経営疑似体験学習
長野 栄一
総合学習をネタにした情報発信と相互交流を
深谷 圭助
心の中に平和の砦を築くために(国際理解教育)
白井 栄作
中学校でこそ「和装(きもの)礼法講座」
川神 正輝
電気とエネルギー
増田 貢一
食のネタと授業化のヒント (第8回)
食生活が歴史に大きな影響を及ぼしている
戸井 和彦
子どもと教師のための“総合で鍛える発想術” (第8回)
「電脳を捨て街へ出よう」発想支援ソフトでアイデアは生まれない
小松 眞
総合で追う「なりたい自分」と「なれる自分」を広げる (第8回)
小学校での英語教育は必要か―ニーズの多様性に応じたシステムの導入を
市川 伸一
総合的学習―今とこれからを構想する 総合的学習十二の間違い探し (第8回)
些細なことにこだわらない
奈須 正裕
川が汚い 汚い川だ―あなたの総合はどちら? (第8回)
自己評価の活動@
齋藤 勉
ホンモノの総合を求めて―古今東西の名授業に近づく道 (第8回)
授業記録を読み合う観点
藤井 千春
中学校の総合―「知的探究」の構想 (第8回)
学びのリテラシーTのもう一つの形「情報基礎リテラシー」を学ぶ授業
工藤 哲夫
総合で仕掛けるキャリアガイダンス 子どもの夢を育む“世の中仕事カタログ” (第8回)
身近な「ふしぎ」が学べる「花王キッズ」
佐桑 徹
編集後記
樋口 雅子
子どもに伝えたい“日本の伝統文化” (第8回)
当世現実社会の笑風―狂言
中村 哲

編集後記

○……旅行で不思議に記憶に残っているのは、自分の足で歩いたところではないでしょうか。どんなにすばらしい景色のところでも、車ですーっと行ったところは、ほとんど“たしか行ったな”程度の記憶しかないものでは?ないでしょうか。

 それだけ苦労?した体験というのは、鮮明に記憶に残るものなのでしょう。

 最近、注目を浴びている脳科学の研究によると、「人は単純な記憶が苦手で、そこに意味を持たせないと、なかなか海馬が長期記憶のシステムに送りこんでくれない」ようです。

 歩くのも、車よりずっと本人にとっては意味のある行動・体験だからこそ、いつまでも鮮明な記憶として残っているのでしょう。

 こういう記憶のメカニズムがわかってくると、(次期教育課程の改定では、脳科学の成果に基づいてなされるようですが)学力低下の掛け声のもと、単純?な練習学習を繰り返させてもすぐに剥落する学力しかつかない―ということになるのではないでしょうか。(ちなみに、100マス計算のような練習学習が注目を集めてきましたが、もともと計算の勉強などやりたくない!という子供にとっては、初めからパス―と言うこともあるようです。だからきっと、ストップウオッチで競争をあおるようなシステムを導入するのかな―と思ったりしていますが。)

 ところで、このように脳科学の研究が進んでいくと、逆に?総合的学習のような体験を大事にする学習をもっと充実させるべきではないか―という反省?の声が聞かれるようになるのではないかと密かに期待しているところです。

 ま、それはともかく、せっかくある総合的学習の時間をよりよく活用するためには、年間計画にどう自分の学校らしい、あるいは自分らしいカラーをだしていくか、新しい動向としてはどんなことがハイライトを浴びているのか、さまざまな問題に渡ってご紹介いただきました。

    • この商品は皆様からのご感想・ご意見を募集中です

      明治図書

ページトップへ