- 特集 最新情報でつくる“小学英語の年間構想”
- 小学校英語・05年度の舵取り=的確な方向とは
- 「教科」としての「英語」の設置を目ざす
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- 時間とリソースにより、目標を立てる
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- 英語を導入するべきかどうかを問題にしている場合ではないと思うのだが
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- 核を作ろう 英会話授業と教師の英語力アップのために
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- 英語環境はどこでもつくれる!
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- 国際理解教育と小学校での英語教育
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- コミュニケーション体験を充実する
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- 子どもたちが英語を好きになる工夫を
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- 「聞いて分かる」を目標にし、「日本人の英語」に誇りを持って教えよう
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- 最新情報・小学校英語は教科になる?
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- <職員会議・校内研修用検討資料>小学校英語をめぐって=巷にはどんな意見があるか
- 国語こそ大事・小学校英語不要論 の骨子
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- 中学からでOK・ネイティブは不要論 の骨子
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- 早くしないと遅れる・臨界期論 の骨子
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- 05年度=小学校の英語活動をどうつくるか:実践紹介
- 本格的に取り組むなら ここに聞け
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- ALTとのよい連携なら ここに聞け
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- 何もないから始めるなら ここに聞け
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- 週1回から始めるなら ここに聞け
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- 月1回から始めるなら ここに聞け
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- 05年度の小学校英語=年間プランの立て方ポイントはここだ
- 英語で会話ができるようになることをめざす
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- 必要なのは「到達目標」「通年プラン」「場面設定」
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- 学年連結のスパイラル・カリキュラム
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- 効果抜群の「TOSS英会話指導案集」、「英会話シナリオ」を活用する
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- 研究校の年間計画をまねるな
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- QAで迫る=英語担当主任になったら何をするか 05年度・小学校の英語活動充実への準備ポイント
- 到達目標をどこにおくか
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- 英語活動によい環境づくり
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- 音楽教育との接点を探る
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- クラブ活動との関連づけ
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- IT学習との関連づけ
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- 保護者から出る“要求と不満”
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- 楽しい小学校英語をつくる教材&学習活動・お薦めリスト
- 教材開発のキーワード“子どもから豊かさをもらう”
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- 楽しい授業は教材で決まる!
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- ノリノリで知的 インターネットランドのシャッフルカード
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- 教材はさがしやすく使いやすいものを!
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- 教師の英語力向上・私の研修体験談
- ALL ENGLISHで学べる研修会に参加して変わったこと
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- TOSS英会話セミナーに参加し、模擬授業を重ねて英語力を高める。
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- 学ぶ順番を教えてくれたフォニックス
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- 食のネタと授業化のヒント (第10回)
- 21世紀はバイオの時代。食の関連も含め、遺伝子によってできることを取り上げた授業をしておきたい。
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- 子どもと教師のための“総合で鍛える発想術” (第10回)
- 「いきなり原稿用紙を渡すな。」発表上手のためのフォーマット
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- 総合で追う「なりたい自分」と「なれる自分」を広げる (第10回)
- 「授ける授業」から「積極的な学び」へ―城南高校のドリカムプランに見る
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- 総合的学習―今とこれからを構想する 総合的学習十二の間違い探し (第10回)
- 重さやしんどさを引き受けない
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- 川が汚い 汚い川だ―あなたの総合はどちら? (第10回)
- 自己評価の活動B
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- ホンモノの総合を求めて―古今東西の名授業に近づく道 (第10回)
- 物語り、構想し、実践する力を育てる
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- 中学校の総合―「知的探究」の構想 (第10回)
- 学びのリテラシーV(異校種・異学年)の授業
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- 〜講座「カウンセリング入門」〜
- 総合で仕掛けるキャリアガイダンス 子どもの夢を育む“世の中仕事カタログ” (第10回)
- アミノ酸をきっかけに「食」を考える
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- 編集後記
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- 子どもに伝えたい“日本の伝統文化” (第10回)
- 時空を超えた磯出風―金砂大祭礼
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編集後記
○……全国の小学校のうち、約半分は英語活動を取り入れているといいます。
中央教育審議会では、16年度中に、小学校を含めた初等中等教育全般にわたる外国語教育のあり方についての基本的な方向を示すことになっています。
それで、人によっては、最早、小学校英語は論ずる段階を過ぎ、「教科としての独立は秒読み段階」だともいいます。
しかし、小学校に英語など必要ない、国語こそ充実させるべき。小学校英語など、むしろ有害だという意見も根強くあります。
こういう中で、戸惑うばかりのところもあるゆえか、逆に約半数の学校が取り組まない―と言う結果になっているのかも知れません。
不要論もいくつかあたってみたのですが、いずれもそれなりにというか、なかなか説得力があります。ですから、諸条件が整っていないところでは、それをいいことにしている?きらいがなきにしも有らず―という気もしないではありません…。
ところで、この方面の先進的取り組みとして有名な熊本大附属小学校の小学校英語の歩みをみると、軌道に乗るまでには、
1年目―「英会話クラブ」からスタート
2年目―隔週1回の「英会話学習」を開始
3年目―3年生以上で毎週1時間の授業
4年目―ITを英会話学習に活用
というように慎重に拡大させていったことが読み取れるようになっています。
この例でいえば、この中でどういう活動がなされているのか、そこをこそ聞きたいというご意見もあるかもしれません。
しかし、本号は、来年度に向けて、どう条件整備をしていけばよいのか、年間を見とおした構想を練っていくことがこの時期に一番大事なのではないかと考え、特集を企画しました。
(樋口雅子)
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- 明治図書