- 特集 社会性を身につける30のアイデア
- 特集について
- 提言 支援のポイントはここだ!!
- 年齢・障害・将来を考えた支援
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- 3つの〈場〉と2つの〈スキル〉から社会性指導を整理する
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- 事例
- 言語・コミュニケーション
- どうしたらうまく伝わるかなあ?
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- 帰りの会で司会をつとめよう!
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- 「総合的な学習の時間」で育む将来の夢
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- 「あのねノート」を使って
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- あこがれの人になって,ドラマを作ろう!
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- 基本的生活習慣
- 自分で歯を磨こう
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- 時間はこうして守ろう
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- 「子どもが自分で気付く」視覚教材の活用
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- 時間を守って,楽しく遊ぼう
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- 対人関係・社会性
- 子どもの持ち味を活かした対人関係の構築
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- 子どもに合わせた学習場面の工夫
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- 支援を段階化して評価した「社会生活学習」
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- 地域生活を豊かにする取り組み
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- 楽しさを共有する環境づくりを
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- ソーシャルスキルを高める指導
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- 授業がはずむ「おすすめアイテム」 (第50回)
- おもしろ指人形!パペットであそぼう
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- あると便利 教室のお役立ちグッズ (第15回)
- 読みやすい数字盤のアナログ時計
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- イラストで見る「子どもと作る簡単おもちゃ」 (第3回)
- <ストローの舞い踊り>シャラシャラ
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- フォトライブ「授業」PART11/仙台市立鶴谷養護学校 (第3回)
- 進路学習「進路を考える/作業所」
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- 〜*中学部〜
- 【特別寄稿】「ケース会議」をうまく進めるために
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- アイデアいっぱい・誰にでもできる指導法
- 得意なこと,興味のあることから出発して
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- 授業を面白くする手作りグッズ
- デコパネでつくる子どもが操作しやすい朝の会カード
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- プレゼンde衣装替え
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- 子ども生き生き・ゲーム&遊び
- 【ことば遊び】グループエンカウンターを活用した人間関係づくり
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- 【かず遊び】ごちゃまぜカード合わせゲーム
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- 【音楽】演奏会へ行くには?
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- 【造形遊び】並べてみよう・つなげてみよう
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- 【運動遊び】虫取り遊びからバトミントンそしてバドミントンへ
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- 【自立活動】喜んで取り組む活動で「歩く」を育てる
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- 【自立活動】工作を取り入れた自立活動
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- 全知長のページ
- 【全知長だより】平成17年度事業方針,事業計画,運営組織について
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- 【実践・小学部】意欲的に運動に取り組む子どもを育てる
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- 【コメント】「子どもたちが理解しやすい環境設定」に重点をおいた授業づくり
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- 【実践・中学部】生徒が進んで取り組む作業学習の授業づくり
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- 【コメント】仕事の意味がわかり,働く喜びを育む作業学習
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- わが校の自慢
- 埼玉県立浦和養護学校
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- 宇都宮大学教育学部附属養護学校
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- 覗いてみてください/これがわが校・わたしのホームページ
- 「アサクラ・タウンへ,ようこそ!」
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- 北海道白糠養護学校学校Webサイト
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- 社会的自立のための指導プログラム (第15回)
- 生活力を高める
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- だれでもできるビデオ&パソコンのおもしろ活用術 (第44回)
- ビデオ=映画のように写真を観よう/パソコン=デジカメで3Dキャラ
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- 重度・重複障害のある子どもの指導 (第7回)
- いかにして興味を増やすか
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- きさらづ小児発達センター「のぞみ牧場学園」奮闘記 (第7回)
- 馬が来た!(1)
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- 障害のある子どもの音楽療法 (第7回)
- 子どもから学ぶ
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- 生活単元学習Q&A (第29回)
- 総合的な学習の活動と最後の段階の表現は?生活単元学習の場合は?
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- 編集長からのメッセージ
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特集について
知的障害教育は,知的能力と社会生活能力がともに劣る子どもを対象としています。
知的障害教育は,教科的内容の指導より社会生活能力を身につけることの方が能力・特性等に合って,生きる力を育てるのに適切と判断して指導をしてきています。
社会生活能力の検査は,アメリカのドルが,@一般的自立,A食事の自立,B衣服の自立,C作業能力,D意志の交換,E移
動能力,F集団参加能力,G自己指南力と8つの分野を取り上げ117項目を選んで構成しています。
社会性の指導内容は多義にわたっていますが,本号では,@言語・コミュニケーション,A基本的生活習慣,B対人関係・社会参加を取り上げることにしました。
知的障害をもつ子どもをはじめLD・ADHD・高機能自閉症などの障害をもつ子どもたちは,次のようなことにつまずきを示す場合が多いです。
言語・コミュニケーションでは,例えば,@相手とのやりとり,A言葉のやりとりの関係の成立,B自己中心的会話,C意志の伝達,D状況判断と言葉づかいなどです。
基本的生活習慣では,例えば,@仲良く行儀正しい食事,A衣服・持ち物の整理・整頓,B身体の清潔,C決められた時間の厳守などです。
対人関係・社会参加では,例えば,@集団遊びへの参加,A時と場所にふさわしい態度,Bルールを守る生活,C相手の気持ちを理解しての行動,D計画的な金銭の使用,E交通機関の利用,F電話の使用などなどです。
上記のような事柄に対し適切な行動ができない子どもは,集団場面で不適応を起こしたり友人関係を悪くしたりし,結果的に孤立感,自信喪失や意欲減退などにつながり,心理的にも教科的内容の学習にも悪影響を被ることになります。
本号は,上記のような課題について日々しっかりと実践しているベテランの先生方に解決策を紹介していただき,子どもが学校や社会で生き生きと生活を楽しむことができるようにする手立てについてお手伝いをしたいと考えました。
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- 明治図書