- 特集 1年目から1年間を見通せる特別支援教育スタートガイド
- 特集について
- 1年を見通し,仕事に取り組もう
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- 1年を見通す先輩教師のアドバイス&エール
- (1)小学校 特別支援学級
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- (2)中学校 通級指導教室
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- (3)小学校 特別支援教育コーディネーター
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- (4)特別支援学校 小学部
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- (5)特別支援学校 中学部
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- (6)特別支援学校 高等部
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- ミライを見通す 一歩先行く特別支援教育
- (1)施策・計画から見る特別支援教育
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- (2)「どうありたいか」の願いからミライを見通す特別支援教育
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- (3)新しいAI時代のミライを想像する特別支援教育
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- アイデアいっぱい・誰にでもできる指導法
- 主体的・対話的な学びや思考を促す特別支援学級(自閉・情緒学級)国語科の授業実践
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- 〜ICTを活用し,有効性を図る〜
- 働く人ってどんな人?
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- 〜小学部のキャリア教育の指導〜
- 授業を面白くする手作りグッズ
- 「シルエット」を見て取り組む自立課題
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- 子供イキイキ・学習活動
- 【国語】応用行動分析と学習指導
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- 〜通常の学級での効果的な漢字指導〜
- 【算数・数学】数概念の理解を促すアクティビティ
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- 〜短時間でいつでもできる活動のひきだしを増やそう〜
- 【自立活動】障害の軽重や年齢に関わらない考え方
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- 〜本人の願いとモチベーションを大切に〜
- トピックス (第109回)
- 「初等中等教育における教育課程の基準等の在り方について(諮問)」を受けて
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- 子供とのかかわりを変える言葉選びのコンセプト・メイキング (第1回)
- 言葉かけとは,意味のある音や記号を通して子供に何かを行うこと
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- ホワイトボード・ミーティング(R)でつくる「個別の指導計画」 (第1回)
- 「個別指導計画」は学びの羅針盤
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- 〜育ちをサポートするファシリテーションと文章の書き方〜
- 心理学的テクニックを活用した子供の課題解決アプローチ (第1回)
- 新しい学級になじめない子供
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- 「ことばの教室」の担当になったら「ことばの遅れ」の指導 基礎基本 (第1回)
- 「ことばの発達の遅れ」のある子供とは
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- 知的障害者用教科書―星本―を活用した授業実践 (第1回)
- 文部科学省著作知的障害者用教科書―星(☆)本―の紹介
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- 通常の学級の教科指導個に応じた配慮 (第1回)
- 「教科指導上の配慮」検討に必要な観点
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- 〜連載を始めるにあたって〜
- 学びの土台を育む運動あそび (第1回)
- 座ってできる集中力を高める運動遊び
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- 子供を育む「手づくり教材」アイデア (第7回)
- [日常生活の動き]バックル電車/[指先の動き]ペットボトル新幹線
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- 特別支援学級の教室づくり&アイテム (第7回)
- 新年度スタート! 実態把握と動線設計で安心安全空間へ
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- 写真で見る 工夫がキラリ★教室環境づくり・校内環境づくり (第42回)
- 児童生徒が集う場所
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- 〜「協働的な学び」の実現に向けて〜
- 編集後記
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編集後記
4月号の特集は,「1年を見通す」ことを軸にしました。4月には,新しい年度が始まります。児童生徒にとっては,入学・進級,そして,クラス替えや新しい担任の先生との出会いなど,期待と不安が入り混じる時期でもあります。特に,入学する児童にとっては,初めての学校生活になります。保護者も同様です。少しでも,安心して学校生活に入れるように,学校は万全な準備をしていきます。しかし,準備期間が十分に取れるわけではありません。限られた時間を有効に使う必要があります。緊張感もあり複数の業務を同時に進めなくてはならないため,見通しをもてているかどうかによって大きく変わります。前年度から引き続き勤務する場合は,遅くても,3月から準備を始められるので,スケジュールを立てて計画的に行うことができます。初めて教師として学校に着任する場合は,この見通しがもてず,先輩の教師から指示や助言を受けながら準備を進めていくことになります。また,特別支援教育に初めて携わる場合も,実は,同様のことが言えます。短い期間であっても,業務の見通しは重要です。
さて,特別支援学校や特別支援学級,通級指導教室など特別支援教育に関わるとなった時から,1年間,どの時期にどのような仕事があるかを把握できていると安心感につながります。担任や分掌,学校行事に関すること,書類作成,日々のルーティンに加えて様々な仕事があります。仕事には,必ず締め切りがありますので,締め切り日を基準として,そこから遡ってスケジュールを立て,いつ頃から着手すればよいかをイメージしておけるとよいでしょう。
今回の特集では,少しでも先生方が見通しをもてるように,経験のある先生方から暖かいエールをいただいています。ぜひ,参考にしていただき,一人一人が自分にあった仕事の進め方を身に付けていただければと思います。また,新しい時代の中で,AIを含め授業や仕事の仕方が変わりつつあります。一歩先を見た,特別支援教育について触れてみました。これから,どのように変化していくか,近い将来や未来についても気になるところです。
見通しをもつことの大切さは,障害のある児童生徒への指導にもつながります。この一冊で,みなさんが最高の特別支援教育のスタートを切っていただければ幸いです。
/米谷 一雄
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- 明治図書
- 初めて支援級の担任になるので、参考になりました。1年を見通せたことで、イメージが具体的になりました。2025/3/1520代・小学校教員