- 特集 学校では許されない“子どものわがまま”
- 特集巻頭
- 耐性(がまんして協力する能力)のない子は、やがて一人ぼっちになっていきます
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- 子ども調査が教える家庭の朝食メニュー
- 「和食中心」のよさを見直そう
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- 一年生プロブレムの実情
- 「集合時間を守る」って?
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- どんな子どもにも子ども自身に教育力がある
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- 「お手伝い」と「作業」で落ち着く
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- 幼児期の躾は最適時期に
- 躾に最適な幼児期に、大人が子どもの特性をとらえた接し方をすることが大切なのです。
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- 幼児教育の現場から考える「わがままと躾」
- 「今日は特別」がわがままな子にしてしまう〜幼児の特性を知り、一貫した躾が必要
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- 幼児期のわがままは、嬉しいシグナル〜「笑顔」と「根気」で上手に対応!
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- 一年生の担任が実感したすばらしく躾けられた子どもの行動
- 友達にやさしくできる子 ていねいな子
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- あいさつが一番
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- 進んで働き、先の見通しがしっかりと持てる子
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- まさに「子は親の鏡」
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- 校長先生、教頭先生が思い出すあの家庭での躾
- 日々の習慣の中で自然に躾ける
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- 親子三代が暮らす家庭での躾
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- 挨拶と年長者への敬意
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- 正反対の躾をしている家庭からは正反対のタイプの子が育つ
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- 特別支援の子に大切な躾
- アスペルガー障害を持つ子どもへの言葉がけ〜「授業の原則十カ条」からの学び
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- 我が家の躾の基本を二字熟語で表現すると
- 「我慢」―だめなものはだめなのです
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- 「自立」と「自律」に加えて
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- 「同行」―同じ行いをしたり一緒に謝りに行ったりするなかで、親子で共に学ぶことができます。
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- 正直・体験・好奇心
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- 躾の大切さを教える格言、ことわざ
- いつの時代であっても人として必要なことが躾けられている
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- 有名人が大切にしていることば書道
- ことば書道「素直」―「素直」な心が、自分も相手も社会も豊かにする。
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- ミニ特集 TOSS式学習法が家庭にくる
- 二十五年かけて蓄積したTOSS式指導法「TOSS学生を通してご家庭へ」
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- TOSS家庭教師のおかげで成績が上がりました。
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- 「TOSSの先生に教わりたいけど……」TOSSで一緒に学ぶ学生が家庭で勉強を教えてくれる「TOSS式家庭教師」
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- TOSS家庭教師を通じてすべての子どもにとって価値ある教師になる
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- TOSS式学習法とは、人材育成の教育システムである。
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- 今月の名言・格言・ことわざ (第21回)
- 蒔かぬ種は生えぬ
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- 向山編集長が語る「今月の名言・格言・ことわざ」 (第21回)
- 蒔かぬ種は生えぬ
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- 〜何事も百日、百回の努力の持続を〜
- 編集前記
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- 子どもTOSSデーのドラマ
- 福井/お金を払ってもいいから、この会にまた参加させたい。
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- 熊本/「やまなし」の絵にみんなが熱中
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- 我が家のお手伝い
- 幼児・低学年/ほめて続ける、毎日、十分。
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- 高学年・中学/親子でいっしょに取り組むことが多かった
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- 親子で楽しむあそび 年中行事
- こたつに入りながらハンドゲームをしよう
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- 今月の躾
- 「ありがとう」と言える子に
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- 我が家の食卓
- テレビを見ない食卓を作りませんか
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- 全国縦断! 五色百人一首大会のドラマ
- Aさんにとっての五色百人一首〜病気と向かい合いながら〜
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- つぶやきに見る子どもの成長
- つぶやきに学ぶ
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- 〜負うた子に教えられる・母と子の落差@言葉〜
- シングルエイジ時代(0〜9歳)教育のポイント
- ベストポジションから下がって
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- 家庭教育の創造
- 若い親の出産と育児の考え
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- 親子で楽しむ絵手紙
- 外は寒いけど、気持ちはあったかいね。綿棒でぬくもりを表現してみよう。
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- SOS 子ども・親が電話相談をする時
- 食事中にメールをするのを止めさせたい
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- 保健室から1ページ
- 忘れ物を言えなくて保健室に来る子ども
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- こんなときどうする?平山先生!
- 母親が子どもの宿題をしてしまう場合は?/音楽の授業を嫌がる子の対応は?
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- キッチンからのメッセージ
- 美味なる物語―やっぱり古典はおもしろい―
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- 子どものためのマネーレッスン
- 「生命保険」のしくみは不公平?子どもたちが興味を持って学習する三つの事例(3)
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- ニート・フリーターにならないためのキャリア教育
- 退職の理由、タテマエとホンネ
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- 最前線・英語教育
- 「状況設定のあるダイアローグ(会話)指導」があってこその英会話授業
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- 最前線・インターネット教育
- グーグルアースを使って地域教材を学習する
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- 実物子どもの自学ノート
- 弟妹へ受け継がれる「自学ノート」
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- 虫大好き!虫博士の物知り話
- 縁起のよい虫だったゴキブリ!
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- 図書館へ行こう
- 大きな図書館へ行ってみよう。
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- 親子で挑戦ペーパーチャレラン
- 魚の名前・木の名前チャレラン
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- 親子でたいそう
- 回して!跳んで!動きを合わせて!! 縄跳び・跳べるまでのスモールステップ
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- 小学校教師がおすすめする家庭学習の仕方
- 楽しく力がつく家庭学習メニュー、ベスト5!
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- 中学校教師がおすすめする家庭学習の仕方
- 家庭でもできる効果的な「漢字学習」
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- あなたの子どもいじめられていませんか?
- いじめ防止や発見のシステムを学校に尋ねてみる
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- 子どもを守る今どきの安全教育
- 「大脳で考える教育」と「小脳に沁みこませる教育」
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学校では許されない“子どものわがまま”
―家庭教育の指針 自立と自律、幼児前期と幼児後期
耐性(がまんして協力する能力)のない子は、やがて一人ぼっちになっていきます
本誌編集長 向山洋一
日本教育技術学会会長、千葉大学非常勤講師。無料の世界最大の教育情報サイト、インターネットランド主宰。TOSS(会員1万名の教師の研究団体)代表。
教育の場で、子ども達は次のことを学びます。
第一は、基本的な知識やそれを使いこなす技能を学びます。
漢字を覚える、書けるようにするというのは知識です。
そして、知識を使いこなして、作文や手紙などを書きます。
使いこなす力が技能です。
知識と技能とどちらも大切です。
第二は、自分のことができるようになることと、友達と一緒に協力できることを学びます。
自分で判断したり、自分で行動したりする力、つまり「自立心」は大切なことです。
子どもは、時として失敗しますが、教師は失敗してものりこえていく力を育てるのです。
時にははげまし、時にはそっと見守っています。
学校には、多くの友達がいます。多くの友達がいるというのが大切なことです。
多くの子ども達が協力して活動することが、意図的にとり入れられています。
給食当番、そうじ当番、委員会活動、クラブ活動、係り活動、運動会などの行事。
これらの活動の中で、子ども達は、多くの子と力をあわせていくことを学びます。
小さい頃は、「自分の主張」だけを通そうとしますが、それではうまくいかないことを学ぶのです。
時には自分がひきさがったり、時には他の子のやり方でやっていることなどを学んでいきます。
つまり「がまん」することを学んでいくのです。
「がまんする能力」を「耐性」といいますが、教育を通して学んでいく大切なことなのです。
「耐性」とは「がまんして」「自分で自分をコントロールする能力」なのです。つまり、自分で自分のわがままを律していける能力です。自律する力を身につけていくのです。
第二の学びは、次のようにまとめることができます。
子ども達は、多くの仲間の中で「自分でやっていく自立の能力」と「時にはがまんしてみんなと協力できる自律の能力」を学んでいく。
学校では、第一に「知識・技能」の学習を、第二に「自立・自律」の学習をしていくのです。
幼児期は、家庭で大切に育てられます。兄弟姉妹が多ければ、自然に「自立心・自律心」は育ちますが、子どもが少ないとつい甘くなり「わがまま」の状態で、学校に入ってくることがあります。
耐性が育てられていないのです。自律することができないのです。
しばしば、「けんか」が生じます。一年生の頃は「けんかの強い子」の意見が通ります。
しかし、やがて、友達は離れていき、相手にされなくなります。孤立してしまうのです。
「がまんする」「みんなと協力する」ことをできるようにするのは、とっても大切なことなのです。
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- 明治図書