- 著者プロフィール/はじめに
- 「幸せゆとり先生」度チェックリスト
- 1 お疲れ先生はひたすら走り続けるが、幸せ先生は立ち止まることもする。
- 2 お疲れ先生は現状維持が好きだが、幸せ先生はチャレンジが好き。
- 3 お疲れ先生はとにかく仕事を優先するが、幸せ先生は人生トータルで優先順位をつける。
- 4 お疲れ先生はネガティブオーラがにじみ出ているが、幸せ先生はポジティブオーラを発信している。
- 5 お疲れ先生は「失敗だった」と言うが、幸せ先生は「勉強になった」と言う。
- 6 お疲れ先生はとにかく子どもに手間をかけるが、幸せ先生はまず学校生活の土台を満たす。
- 7 お疲れ先生は完璧さを大切にするが、幸せ先生は自分に正直であることを大切にする。
- 8 お疲れ先生は抱えすぎて集中できないが、幸せ先生は選択して集中する。
- 9 お疲れ先生はやった方がいいことをするが、幸せ先生はやらなければいけないことをする。
- 10 お疲れ先生は自分一人でやり切るが、幸せ先生は周りに任せて後輩を育てる。
- 11 お疲れ先生は抱え込むが、幸せ先生は周りに相談する。
- 12 お疲れ先生が仕切る会議はうすくて長いが、幸せ先生が仕切る会議は濃くて短い。
- 13 お疲れ先生は何でも今日中にやろうとするが、幸せ先生は明日でいいことは明日にする。
- 14 お疲れ先生は気を遣って遅くまで残るが、幸せ先生はうまくアピールして決めた時間に帰る。
- 15 お疲れ先生は時間を気にせず終わるまでするが、幸せ先生は時間の中でできることをする。
- 16 お疲れ先生は目の前の仕事だけをするが、幸せ先生は先のことに時間をかける。
- 17 お疲れ先生は我流に時間をかけるが、幸せ先生は使えるものはうまく使う。
- 18 お疲れ先生は繁忙期は決まって残業するが、幸せ先生は学期末でも残業しない。
- 19 お疲れ先生は「ちょっといい?」と聞くが、幸せ先生は「一分いい?」と聞く。
- 20 お疲れ先生はまとまった時間に仕事をするが、幸せ先生は一分でも仕事を進める。
- 21 お疲れ先生は「授業準備はきりがない」と言うが、幸せ先生は「授業準備はここまでで十分」と言える。
- 22 お疲れ先生は子どもを見るが、幸せ先生は子どもを眺める。
- 23 お疲れ先生はできるだけ教えるが、幸せ先生はできるだけ引き出す。
- 24 お疲れ先生は教材に向き合って授業の質を上げるが、幸せ先生は自分を磨いて授業の質を上げる。
- 25 お疲れ先生は丸つけを授業外でするが、幸せ先生は丸つけを授業内ですませる。
- 26 お疲れ先生は授業を整然とさせるが、幸せ先生は授業でこそ自由な時間を作る。
- 27 お疲れ先生は子どもから決して目を離さないが、幸せ先生はあえて子どもだけの時間を作る。
- 28 お疲れ先生は目の前の成果を求めるが、幸せ先生は長い目で見ることができる。
- 29 お疲れ先生は何かあってから保護者に伝えるが、幸せ先生は子どもの成長を日々保護者に伝える。
- 30 お疲れ先生の学級懇談会は距離が遠いが、幸せ先生の学級懇談会は距離が近い。
- 31 お疲れ先生は保護者をお客様にするが、幸せ先生は保護者とチームになる。
- 32 お疲れ先生には家と学校しか居場所がないが、幸せ先生には第三の居場所がある。
- 33 お疲れ先生は私生活をおまけにするが、幸せ先生は私生活をメインにする。
- 34 お疲れ先生は平日は帰ったら寝るだけだが、幸せ先生は平日にリフレッシュをする。
- 35 お疲れ先生は自分を後回しにするが、幸せ先生は自分を大切にする。
- 36 お疲れ先生は行政支援しか目に入らないが、幸せ先生は個人や学校裁量にも目を向ける。
- 37 お疲れ先生は「話し合っても無駄だ」と言うが、幸せ先生は「話し合うって楽しいね」と言う。
- 38 お疲れ先生は多くの「よさそうなこと」をするが、幸せ先生は少しの「本当にいいと思うこと」をする。
- 39 お疲れ先生は時間を使い切るが、幸せ先生は時間を投資する。
- 40 お疲れ先生は考える時間を放棄するが、幸せ先生は考える時間を捻出する。
- おわりに
はじめに
私がコンサルタントとして全国の学校を回る中で見かけるのは、働き方改革に悩む先生たちの姿です。現場の先生たちは、「ただ早く帰るように言われても…」と悩み、管理職や教育委員会は「どうしたら働き方改革が実現するのかわからない」と。「早く帰れるようになったけれど、大切なことを置き忘れてしまった気がする」という声も聞きます。
この本は、私自身が教員として、そしてワーク・ライフバランスコンサルタントとして見た、「幸せな先生」に共通するエッセンスをまとめています。
時間と心にゆとりをもち、仕事も私生活も楽しむ『人生トータルで幸せな先生』になるために。
さあ、一緒に踏み出しましょう。
二〇二〇年二月 /澤田 真由美
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