- はじめに
- 成功は「情熱」から
- 第1章 燃える教師の「情熱」仕事術
- 理想と現実にギャップがあれども諦めず立ち向かえ
- 宿題忘れを黙っている…を許す教師になるな
- 「指示されなくとも動く子」を育てると心に決めよ
- 1年後のイメージを胸に子どもと向き合え
- 学び続ける「情熱」が教師を「プロ」にする
- 「学級崩壊」崖っぷちに立つ前に投資せよ
- 全員本気だ!全力だ!「傍観者を許さない」と憤れ
- 大丈夫、仲間がいれば乗り越えられる
- 若者よ、頑張れ!だが、周りも少し見渡してみよ
- 「情熱」を持ち続けて教師として生きよ
- 第2章 絶対成功の「情熱」クラスづくり
- 些細なことこそ目を見開いて指導を徹底せよ
- 乗り越える喜びこそ子どもに教えよ
- 「研究授業の酷評」万歳!子どもが育てばよい
- 子どもの頑張りは120%フィードバックでほめよ
- やる気のない者に「掃除」はやらせない
- 日本一アツイ「給食配膳」方法はこれだ!
- 子どもの「思考」と「行動」を「決めゼリフ」で変えよ
- 熱意と情熱があればモンスターペアレントは生まれない
- 学級通信で熱く教師の哲学を語れ
- 苦手さのある子に一人の人間として精一杯向き合え
- 「高学年女子の問題」を決して甘くみるな
- 第3章 子ども熱中!「情熱」授業づくり
- ウェルカム!子どもが来たくなる教室をつくれ
- 授業でガッチリ子ども同士を繋げよ
- 授業最初の5分はゴールデンタイム、最高のロケットスタートを
- 教師の武器は「すべらないネタ」だ!
- 面白い→わかる→できるの授業3段階をクリアせよ
- 子ども熱中!「国語」授業のアイデア
- 子ども熱中!「社会」授業のアイデア
- 子ども熱中!「算数」授業のアイデア
- 子ども熱中!「理科」授業のアイデア
- 子ども熱中!「外国語活動」授業のアイデア
- 子ども熱中!「体育」授業のアイデア
はじめに
成功は「情熱」から
盟友の中村健一氏が「策略のブラック本」、俵原正仁氏が「博愛のホワイト本」を発刊し、それらに続いて今回発刊されるこのレッド本のコンセプトは「情熱」です。
私たちは教師であり、自分の指導を待っている子どもたち、そしてその後ろにいる保護者のために全力を尽くさねばならない状況にあります。そして、それで血税から給料をいただいているのです。泣き言は言っていられません。それが大人というものです。
どんな職業も同じです。楽してお金を稼いでいる人など一人もいないでしょう。時に逃避したいと思う気持ちを抑制して頑張っているのではないでしょうか。
一見「苦痛」と思える仕事にあれこれ工夫を加えて立ち向かい、今ある状況を楽しんでいく……。その姿勢を「情熱」的というのだと私は思います。その意味で、私は「情熱」ある教師だと思います。
情熱ある教師は、まず「そもそも教えるとはどういうことか」という根源的な問いに自分なりの答えをもち、今ある極めて具体的な状況を分析、対応していくことでしょう。
その方法は教師の数だけあってよい。でも、できれば効果的で的を射た考えを知っていた方がいいと思います。
言うまでもなくこの職業は情熱だけでは回せないかもしれません。策略も博愛も必要でしょう。でも、それでもやはり情熱なしには成り立たない、そう思います。
教師にとって、情熱は必要です。
本書は「情熱」をもって教職に敢然と立ち向かおうとする方のために編纂したものです。「ようし! 明日からいっちょやったろうか!」そんな思いをもっていただければこんな幸せはありません。
/土作 彰
だって教師だって自分の子どもたちの学費やもしものときのために人並みに貯金したいと思うだろう? 一般企業でこれやったらドブラック企業ですよ。自爆営業やらダンピングやらの仲間です。こういう“チート”使い放題の姿勢をお手本に公教育が形づくられたら、“チーター”になれない教師はたまったもんじゃありません。フェアに予算はちゃんと税金から引っ張るように働きかけないと。
しかし現状、超優秀な先生がそれくらいやらなければ理想のクラスづくりは叶わないほど学級経営は大変ということを本書はよく伝えています。
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