- はじめに
- こんな人は、ぜひ読んでください
- 今日から使える!いつでも使える! 中学校国語授業のネタ&アイデア99
- 漢字
- 1 漢字○字で書こう大作戦
- 2 同じ漢字を縦に書き続ける練習からの卒業
- 3 3年前のわたしのこと覚えていますか?
- 4 子どもがリアルに間違う漢字を把握するツール
- 5 間違いやすい漢字の4原則を押さえた漢字指導の工夫
- 6 書体に隠された秘密の暗号
- 語彙
- 7 「しりとりトレーニング」で語彙力アップ
- 8 「間違い探し作文」で語彙力アップ
- 9 7字以内の語句限定「イミカ」
- 10 子どもが選ぶ「今日の一語」
- 文法
- 11 解くよりつくる、で文法の定着度アップ
- 12 「鳩ぽっぽ」に合わせて助動詞をマスター
- 13 3人寄れば文法の知恵
- 14 「文の成分」はマーカーで色分け
- 15 敬語の勉強はたし算
- 音読
- 16 音読アラカルト
- 17 陸上競技だって、追い読みだって
- 18 悪い一寸法師をやっつけろ!
- 19 立ち読みは、教室でも短時間で…
- 作文
- 20 100字よりもちょっと深い「140字作文」
- 21 「オノマトペ作文」で違いのわかる人間に
- 22 文末同型病の治療法
- 23 「木」を追う作文
- 24 数字の表記にこだわる
- 辞書
- 25 ○音の言葉を探せ!
- 26 ダレた空気を吹き飛ばす「辞書速引き選手権」
- 27 「辞書ゴンクエスト」で楽しく語彙力アップ
- 28 「辞書ダーツの旅」で楽しく意味調べ
- 書写
- 29 パソコンでつくる名前のお手本
- 30 マスキングテープ活用で三丁目の習字
- 暗唱
- 31 場面の理解がさらに深まる「R暗唱」
- 32 暗唱練習の安心保険
- 古文
- 33 歴史的仮名遣い指導の秘策
- 34 紙は折れても心は折れぬ古文暗唱プリント
- 俳句
- 35 芭蕉になりきって俳句づくり
- 36 俳句のレベルが格段に上がる魔法の一文字
- 37 思い出は書き切れないが「卒業す」
- 短歌
- 38 最初の5文字しか書いてない百人一首一覧表
- 39 短歌のお題で発想力トレーニング
- 読書
- 40 図書室通いが増える往復切符
- 41 朝読書に小学校用国語辞書
- 42 ドラマの力、スポーツの力で角度を変えた読書指導
- 43 1枚の「読書案内」と「ぶつ」「ぶつ」交換
- 44 国語教師は本のソムリエ
- 45 「夏の100冊」活用で子どもの読書の幅を広げる
- 話す
- 46 机の向きなんか気にしないで、ちょこっと話そう
- 47 なぜそこに教卓があるのか?
- 48 話すことと目の使い方は切っても切れぬ縁
- 聞く
- 49 校長講話で聞く力をアップ
- 50 質問の腕が劇的に上がる聞き方
- 読む
- 51 「簡単タイムスケジュール表」でストーリーをまとめよう
- 52 物語で地図づくり
- 53 落語の手法で範読マスターに
- 54 生徒の疑問点を共有する便利ツール
- 書く
- 55 赤線の下の自由な世界
- 56 簡単・単純・純粋に「1行=1分」の原則
- 57 筆記用具を持つ手元の写真をスライドショーで
- 58 薄味はいいにしても薄字は×
- 59 名前の字は子どもの心のバロメーター
- 60 13字にこだわって書く活動
- 61 学習のまとめは「はがき新聞」で
- 62 必勝清書法
- 63 往復葉書で暑中見舞い
- 時間
- 64 9秒間の整理整頓タイム
- 65 「すき間」時間活用は「てもちぶさた」が合言葉!?
- 66 「キ」で始まり「キ」で終わる授業の「キ」律
- 宿題
- 67 ¥がとりもつ読書の縁
- 68 映画が先か、読書が先か
- 69 「もしよかったら」スタンスで公募活用
- 70 夏休みの宿題の足並みをちょっと崩してみると…
- 板書
- 71 黒板の不毛地帯に授業の「お品書き」を
- 72 すばやく、まっすぐな分割線を
- 73 黒板には魔物が棲んでいる
- 74 黒板消しの意外な活用法
- 75 授業を板書から考える
- 教材
- 76 副教材選び5つの鉄則
- 77 小学校の文学教材再活用
- 評価
- 78 評価カードを進化させる心意気
- 79 タックシールで、ちっちゃい賞状
- 試験
- 80 国語の試験勉強がしたくなる「御触書」
- 81 「解答用紙の素」で作成時間が半分に
- 82 入試問題分析で作問の腕を上げる
- 83 配点は毎回固定主義
- 84 ひとりぼっちの夜に、採点速度をあげるコツ
- 85 採点5ペンレンジャーの登場
- 86 子どもの失敗を貯金する採点法
- 87 △四天王から、△失点No!へ
- モノ
- 88 少年よ付箋を抱け
- 89 ランダム指名のすゝめ
- 90 鬼に金棒、教師に指示棒
- 91 玄人のチョーク
- 92 手のひらサイズの閻魔帳
- 仕事
- 93 スタッフ、募集します
- 94 自前教科書のすゝめ
- 95 なくさず、すばやく処理できる書類整理術
- 96 みっちりプレゼンとさようなら
- 97 学級通信の1000本ノック
- 98 研修会や雑誌の感想をじっくり書く
- 99 「音」を出す教科からの学び
- おわりに
はじめに
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上記の中に、「ねた」はいくつあるかを、何も使わず目だけで数えてみてください。いくつあったでしょうか?(目が乾かないように、まばたきも忘れずに。筆記用具や指を使わないと、目がチカチカします)
さて、表紙には「ネタ」と書いてあるけれど、目次をよく見ると、ネタというよりは、「タネ」に近い内容が並んでいるはずです。タネは、水をやらないと芽が出ません。タネに水をやりながら、ぜひ内容をよく噛んで読んでみてください。噛めば噛むほど99の意味や価値が変わってきます。可能性は∞です。
筆記用具で書き込みをしたり、蛍光ペンで線をぐっと引いたり、指でページの端っこを折ったり、この本は使い込むことで、自分のものになる本でもあります。数年後、数十年後に、書き込みや折り目があるページを見て、違和感を覚えれば、それは1つの成長として、きっと喜べるはずです。今の感性を大事にしつつも、その感性がいつも正解ではないことを、心のどこかにとどめておく。心に、まばたきをする余裕があれば、さらにいいでしょう。
まばたきの途中で目にとまったものは、ご自身に近いアイデアです。目にとまらなかったものは、ご自身から遠いアイデアです。しかし、遠いアイデアこそが、窮地になったときの自分を救ってくれるものだったりします。
最初から1ページずつ読むもよし、目次で気になったところから読むもよし。目をつぶってぱっと開いたところから読むのもよし。明日の授業参観の準備で「正直、困ったぞ」と思ったら読むのもよし。そのページが、何か1つでもお役に立てば、筆者としてこれ以上うれしいことはありません。
ただし、ほんのちょっと多めにユーモアやジョークをちりばめて書きました。そのまま鵜呑みにせず、眉毛につばをつけながら読んでいただけたら幸いです。
2014年7月 /山本 純人
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- 明治図書
- 授業のネタ、参考にします。2021/1/1060代・高校教員
- 私は小学校の教師ですが、小学校でも使えることが多数ありました。2018/3/19まさる
- すぐに使えるネタばかりで助かった。2016/3/2420代・中学校勤務
- 時々使いたい2015/4/21