- はじめに
- 第1章 主体変容・率先垂範でやる気スイッチオン!
- 1 主体変容〜子どもは大人の鏡〜
- (1)クラスで一番手のかかる子どもとは誰のこと?
- (2)鏡の法則
- (3)買い物の法則
- (4)求める姿にまず自分がなる
- 2 率先垂範〜教師が先にやる気スイッチオン〜
- (1)いじめのないクラスにするには?
- (2)あいさつは子どもが先?
- (3)返事ができる子どもを育てるには?
- (4)宿題をきちんとやる子どもを育てるには?
- (5)歌を全員がいきいきと歌えるクラスにするには?
- 3 教師の仕事を楽しむ
- (1)口癖マジックワードは「楽しいね!」
- (2)みんなが学校に来るのは何のため?
- (3)教師が学校に来るのは何のため?
- (4)背中で示し,誰かの「あこがれ先生」になる
- 4 教師が勉強を楽しむ
- (1)研究と修養に励む
- (2)教わり好きになる(インプット作業)
- (3)憧れの人をもつ
- (4)感動は生もの。「今すぐ」「少し」やる(アウトプット作業)
- (5)教材研究で子どもの解に負けない解をもつ
- (6)素材研究を楽しむ
- 5 率先垂範しても子どものやる気スイッチが入らない時
- (1)自分の都合を優先していないかチェック
- (2)状況を受け容れ,とにかく遊んでみる
- (3)「子どもが変わった」なら「自分も変わる」
- 第2章 事前指導でやる気スイッチオン!
- 1 事前指導
- 2 事前指導の基本5つのスイッチ
- (1)why 型 「なぜ〜をするのですか。」「何のために〜をするのですか。」
- (2)get型 「どんな力をつけることができますか。」「どんなよいことがありますか。」
- (3)caution型 「予想される問題点は何ですか。」「注意すべきことは何ですか。」「心配なことはありませんか。」
- (4)how型 「どのようにすればよいですか。」
- (5)AorB型 「AとBでは,どちらがよいですか。」
- 3 事前指導の基本5つのスイッチの効果を倍増させるために
- (1)教師が高いイメージをもつ
- (2)目標を設定する意義を理解する
- (3)結末を想像させ,可視化する
- (4)必ず評価をする
- おまけ 事前指導の小ワザ
- 第3章 輝く教材でやる気スイッチオン!
- 1 輝く教材で,やる気スイッチは入る
- 2 素材と教材を区別して考える
- 3 輝く教材にするための7つのスイッチ
- (1)ゲームスイッチ―遊びのある学習でやる気スイッチオン!
- (2)協力スイッチ―仲間と協力でやる気スイッチオン!
- (3)感動スイッチ―心に響く話でやる気スイッチオン!
- (4)ワクワクスイッチ―期待感でやる気スイッチオン!
- (5)逆転スイッチ―一発逆転でやる気スイッチオン!
- (6)五感スイッチ―五感全開でやる気スイッチオン!
- (7)挑戦スイッチ―困難だからこそやる気スイッチオン!
- 4 輝く教材の見つけ方
- 第4章 イイ関係でやる気スイッチオン!
- 1 イイ関係を築くためのスイッチ
- 2 「見取る」スイッチ
- (1)表情を見取ることが肝心
- (2)子どもたちが笑顔になる活動
- (3)視点をもつこと
- (4)「見る」以外の見取る手段
- 3 「つながる」スイッチ(教師と子どものイイ関係)
- (1)どんな人とよい関係を築きたいと思うかを意識する
- (2)まずはその子を好きになる
- (3)強い関心をもつ
- (4)ユーモアを
- (5)つっこまれる要素をもつ
- (6)褒める・叱る
- (7)適度な距離感
- 4 「つなげる」スイッチ(子どもと子どものイイ関係)
- (1)共通の目標が仲間意識を育てる
- (2)自分たちだけのオリジナルが仲間意識を育てる
- (3)話し合う場が仲間意識を育てる
- (4)褒め合う
- おわりに
はじめに
ある教師が指導すると,子どもたちは無我夢中で取り組みます。
ところが,同じ内容を指導しても,別のある教師が指導すると,子どもたちはおふざけモードになってしまい,まったくやる気を示しません。
いったい何が違うのでしょうか。
違いは,子どもたちの「やる気スイッチ」がオンになっているかどうかです。うまくいく場合は,子どもたちの「やる気スイッチ」がオンになっています。「やる気スイッチ」のオンになった子どもたちは,自分たちのもっている力を存分に発揮することができます。
それでは,どうすれば子どもたちの「やる気スイッチ」をオンにすることができるのでしょうか。
本書では,子どもたちの「やる気スイッチ」をオンにする方法と考え方を,具体的事例を挙げながら紹介していきます。大きく分けると,次の4つです。
主体変容・率先垂範
子どもに言っていることは,まずは教師がやります。そんな教師の指導だからこそ,子どもの「やる気スイッチ」をオンにできるのです。
事前指導
活動をする前の指導こそが大切です。そこで,心構えをもたせます。心構えをもっているからこそ,「やる気スイッチ」がオンになるのです。
輝く教材
子どもが夢中になる教材をたくさん手に入れましょう。その教材と出会った時点で「やる気スイッチ」がオンになります。
イイ関係
良好な人間関係の中でこそ,子どもたちは安心して力を発揮することができます。安心感の中で「やる気スイッチ」がオンになります。
いっしょに「やる気スイッチ」がオンの教室を目指していきましょう。
/飯村 友和
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