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電子書籍とは？もくじ
- はじめに
- 第１章 はじめの一歩を踏み出す前に
- 教材文を読み取る
- 教材文を解釈する
- 第２章 国語の授業は音読に始まり音読に終わる
- いろんな音読
- 音読の基本
- 考えながら音読する
- 第３章 導入の工夫で全員を授業に引き込む
- 本時につけたい力を明確にする
- 初発の感想を書かせる
- 子どもの疑問を生かす
- めあてを提示する
- 第４章 学習形態の工夫で授業効果をアップする
- 座席の配置
- ペア学習・班学習
- 第５章 ノート指導で学習効率をアップする
- ノートの選び方
- 日付の書き方
- 板書の写し方
- 考えの書き方
- 第６章 板書の工夫で子どもの思考を活性化する
- 何を、どう書くのか
- 図で示す
- 黒板を子どもに開放する
- 第７章 子どもの話し方・聞き方を鍛える
- 話の聞き方
- 対応する
- 最後まで言いきる
- 挙手指名と自由発言
- 第８章 発問を駆使して子どもの思考をゆさぶる
- 質問と発問
- 子どもの思考をゆさぶる
- 発問の数
- 拡げる発問と束ねる発問
- 第９章 話し合いは国語の授業の醍醐味
- 段落番号を打つ
- 選択肢をつくる
- 机間指導の視点を定める
- 吹き出しと動作化
- 発言の順番
- 助言と評価言
- 第10章 まとめの工夫で確実な定着を図る
- 教師の説明でまとめる
- 振り返りを行う
- 評価の仕方
- 第11章 国語力を高めるための学習の土台づくり
- 言葉の意味調べ
- 漢字の学習
- 名文・名詩の暗唱
- 日記・作文、自主学習
- 学校図書館の活用
- 第12章 １時間の授業の組み立て方
- 詩・物語文の授業の組み立て方
- 説明文の授業の組み立て方
- 言葉の授業の組み立て方
- 書くことの授業の組み立て方
はじめに
国語の授業をどのようにすればよいのだろう。国語の授業でどうやって、どんな力を子どもにつけてあげればよいのだろう。どうしたら１時間の国語の授業を子どもが楽しみにしてくれるんだろう…。
本書は、そんなふうに、国語の授業づくりについて悩み、真剣に考えている先生に向けて書きました。
先生が１時間の授業の中で一番困っている部分から読んでいただいて構いません。授業の中の教師の指導や子どもの活動には、それぞれきちんと意味があり、大切にしたいことがあります。それらを意識するだけで、はじめの一歩が、先生と子どもたちの幸せの一歩になるはずです。
本書を書きながら、私は自分自身の新採のころを思い出しました。日々の授業を行うにあたって、必死で本や雑誌を読みあさっていたころのことです。
今では当たり前のように行っている授業も、国語が専門ではなかった私にとって最初は試行錯誤の連続でした。しかし、本や研修会などで学んだことを一つ、また一つとやってみることで、少しずつ自分に力がついていることを実感し、授業が楽しくなっていったことを懐かしく思い出します。
そう。私もまた、先生のように、はじめの一歩をふみ出した一人だったのです。
今、私は次の一歩、その次の一歩について考えています。
次の一歩は教師の教材解釈力、その次の一歩は子どもの能動性の活用ではないかと考えています。私もまだまだ一歩一歩前に進んでいるのです。
最後になりましたが、明治図書の矢口郁雄氏には、再び国語の授業について執筆の機会をいただきました。何度も暖かい励ましをいただき、こうして形にすることができました。記して感謝申し上げます。ありがとうございました。
２０１６年２月 ／広山 隆行
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