- 特集 良いと思っている授業指導の“非常識”を衝く
- 授業での「ベテランの常識、若手の非常識」
- 「叱る、どなる」指導は、常識的なことなのか それとも、それこそ非常識なことなのか 西洋人達の日本の子育てへの証言
- /
- ベテラン教師は知っている「授業を安定させるポイント」5
- 叱ってばかりでは安定しない
- /
- 授業開始をスムーズにする常識6
- 1 授業の準備はいつさせればいいですか
- 国語と算数の時間を利用して「授業の準備ができる子」を育てる
- /
- 2 机の上に出しておく道具は教師が決めたほうがいいのでしょうか
- 「机上には必要なものだけ出す」が原則である
- /
- 3 授業前に子どもにさせておくことはありますか
- 前時の終わりに次の時間の準備をさせる
- /
- 4 専科の持ち物はいつ子どもに伝えればいいでしょうか
- 最低でも一週間前までに保護者に伝える
- /
- 5 授業中の姿勢については教師が指導すべきですか
- 授業中に姿勢の指導をしますか?「しません」
- /
- 6 チャイムが鳴る前に教室にいたほうがいいのでしょうか
- 授業開始3分前に教室に入るだけで、教師にも生徒にも余裕が生まれ、中学校にありがちな“力の指導”とは無縁の対応が可能になる
- /
- 授業規律をつくるための常識6
- 1 ノート指導では何に気をつければよいでしょうか
- ノート指導は難しいという自覚を出発点に、ぶれない態度で厳しく、明るく、そして優しく指導していく。
- /
- 2 どんなノートを使うか指定をしたほうがいいですか
- ノートを指定するだけでなく、日常のノート指導が重要です
- /
- 3 授業中のノート点検で何を指導しますか
- 一点突破で指示通りにやることを指導する
- /
- 4 授業は教師の説明が中心でいいでしょうか
- 「説明しない」と固く決意してい授業に臨む
- /
- 5 おしゃべりをどうやってやめさせればいいでしょうか
- 子どものおしゃべりは当たり前
- /
- 6 授業中、友達にちょっかいを出す子にはどう対応しますか
- ちょっかいを出す「原因」を「解決」することが肝心である。多くの場合、原因は教師にある
- /
- 授業で成功体験を保障するための常識7
- 1 子どもは叱らないと動くようにならないのでしょうか
- 怒って叱るから動かないのだ
- /
- 2 全体の前で褒めるときと個別に褒めるときの違いは何ですか
- 集団形成と個別伸長 褒め言葉で学級が変化し、子供が変化する
- /
- 3 全員が発表するためにはどうしたらいいのでしょうか
- 「反応することが当たり前」の風土を作る
- /
- 4 子どもの作品をどんなふうに褒めたらいいですか
- 酒井式作品鑑賞法で脳に汗をかくくらい、徹底的に褒める目を鍛える
- /
- 5 子どもに「できた」と感じさせる教材はありますか
- 毎日のように「できた」を積み重ねることができる「あかねこ計算スキル」
- /
- 6 レベルの低いことで褒めていては子どもが伸びないのでは
- 教育とはレベルの低いことの積み重ねでしか力とならない レベルの判断は、教師の力量の反映だ
- /
- 7 毎時間子どものノートを見る必要がありますか
- 毎時間、一人一人をほめるためにノートチェックをする
- /
- 授業でする特別支援対応の常識7
- 1 教えて褒めるってどういうことですか
- まずは正しい行為のモデルを示す
- /
- 2 授業中経ち歩いてしまう子がいて困っています
- 時には立ち歩きを許容することも大切!
- /
- 3 授業中に集中が続かない子への指導はどうしたらいいですか
- 授業の組み立てと対応の原則
- /
- 4 支援の必要な子への対応について周りには何か指導が必要ですか
- 「ダブルスタンダード」は絶対にダメ
- /
- 5 見通しを持たせるためにはどうすればいいのでしょうか
- 何をするのか予告し、不安を感じさせない配慮をする
- /
- 6 特別支援の必要な子をいつも叱ってしまいます
- 叱らずに、代わりの行動を教えてほめる
- /
- 7 一番手のかかる子に対応してばかりでいいのでしょうか
- 一斉指導、全体への目配りが優先である
- /
- ミニ特集 被災地と結ぶタブレットPC活用授業
- 東日本から新しい時代の教育が生れる
- /
- V―CUBEという画期的なアプリの登場
- /
- リアルタイム通信システム「V―CUBE(ブイキューブ)」を使って被災地とつながる
- /
- タブレットPCによって、普通の授業が劇的に変化する
- /
- 「V―CUBE」で日本全国とつながる
- /
- タブレットで発信することで大船渡市が心も復興してほしい
- /
- わくわくを作りたい
- /
- 授業の原則 (第17回)
- 個別評定の原則(4)
- /
- 〜卒業式の呼びかけの指導を読み直す〜
- 授業の力量をみがく (第17回)
- 障害者の権利に関する条約が批准される日
- /
- 〜キーワードは「インクルーシブな教育そして社会の構築」〜
- 編集前記
- /
- グラビア
- まさに向山学級!向山実践の表文化・裏文化を同時堪能!! 2012年5月5日 向山塾in東京 ほか
- 酒井式2012 (第3回)
- 新シナリオ「白い自転車に乗った夢」と全員合格の思想
- /
- 全国ペーパーチャレラン (第243回)
- ルール・応募方法
- /・・
- 松竹梅チャレラン
- /・・
- (5月号)ランキング/応募者からの手紙
- /・・
- 教科指導の基本
- 国語 (第17回)
- 漢字テストで一〇〇点をとらせるために
- /
- 算数 (第17回)
- 「指で隠す」方法で情報量を制御する
- /
- 〜一つ一つの操作は出来ても、二つの操作を繋げられない子がいる。情報量を少なくして一つ一つに分解しよう。〜
- 理科 (第17回)
- 理科実験は、やんちゃな子のノートチェック、優等生女子の教育力で活動を仕組む
- /
- 社会 (第17回)
- 資料の中に社会事象ありB〜資料の扱い方〜
- /
- 〜二つの段階を踏むことで、社会事象の追究へ向かう流れを作り、意欲を高める。〜
- 体育 (第17回)
- 短距離走の授業を組み立てる
- /
- 〜向山型指導とその発展型で熱中する授業をつくる。〜
- 音楽 (第17回)
- 帯で鑑賞授業を教える
- /
- 〜5分間音楽で聴く力と言語力を育成する。〜
- 生活指導 (第17回)
- 朝の会をスッキリさせる
- /
- 〜子どもたちが心地よい状態で朝をスタートできるようにする。〜
- 道徳 (第17回)
- 討論を取り入れると資料を見る視点が変わる A
- /
- 英会話 (第17回)
- 児童の実態に合わせてシンプルに楽しく
- /
- 〜コマとパーツを組み合わせ、テンポ良く進める。〜
- 続・向山洋一を追って (第95回)
- [第74巻]『“TOSS授業技量検定”が保障するプロ教師への道』(7)
- /
- 〜「TOSS授業技量検定」・授業の腕を確実に上げるシステム〜
- 向山実践の原理・原則 (第221回)
- 日本教育技術学会千葉大会(11月17日)へのご案内
- /
- 特別支援の授業
- 日本最先端 翔和学園 (第17回)
- 「夏休み遊ぶ約束大作戦」
- /
- 特別支援の授業
- 特別支援教育の課題 (第5回)
- 過敏症に対応する
- /
- 特別支援の授業
- 中学で生まれたドラマ (第17回)
- 教師ならば、出会いの瞬間に全力を注げ
- /
- 笑顔で教えて笑顔でほめる (第17回)
- 自主学習帳全員提出の理由
- /
- 医療連携での模擬授業 (第17回)
- 子どもの「できない」には理由がある
- /
- 保護者・教師セミナーで訴えたこと (第17回)
- 教師の専門性を端的に表すには「ユースウェア」という概念である
- /
- そうだったのかとわかった授業 (第17回)
- 子どもが答えたくなる授業
- /
- 社会貢献活動
- まちづくり活動展開中 (第17回)
- 県庁で記者会見を行う
- /
- わが地域のまちづくり活動 (第17回)
- 子どもも保護者もスタッフも幸せになる子ども観光大使事業
- /
- 食育・食卓教育 (第17回)
- 伝統的な和食を見直そう
- /
- 観光立国教育 (第17回)
- いよいよ第4回観光・まちづくり教育賞の発表へ
- /
- 子どものコミュニケーション能力を育てる郵便教育 (第17回)
- 本物のはがきだからこそよさが伝わる
- /
- 環境教育最前線 (第17回)
- 夏休み前に節電教育
- /
- 教科書・教具のユースウェア
- 算数教科書の使い方
- 思考するのが、算数授業 「めあて」は、学習課題
- /
- 計算スキルの使い方
- 限界への挑戦
- /
- かるたの使い方
- 教師の腕の見せ所
- /
- スーパーとびなわの使い方
- 二重跳びリレーの効果は絶大
- /
- 新卒時代*挫折をのりこえてきた (第17回)
- 保護者の評価「最低ランク」からの生還
- /
- サークルでの模擬授業が自分に自信をつけてくれた
- /
- 学生時代 (第17回)
- 【TOSS学生の授業修業】例会と緊張場面の連続
- /
- 【TOSS学生の授業力】学生時代の学びが教師人生を大きく変える
- /
- 全国サークル案内 (第17回)
- 8月
- /
- Free Way 読者のページ
- 編集長日記
- /
- TOSS最新講座情報
編集前記
▼教師が「良いと思っている授業指導」の中には、本当は「間違い」や「非常識」なものが、たくさんあります。
▼例えば、跳び箱がとべない子への教師の指導言。
(一)ふみ切りを強くしなさい。
(二)もっと前に手をつきなさい。
(三)思い切ってとびなさい。
(四)からだを前に出しなさい。
▼日本中で、過去数十年にわたって、幾万、幾十万の教師が指導していた方法です。
▼これらの指導言は「誰でも、すぐに思いつく方法」です。
思いつき指導、お手軽指導、素人指導と言っていいでしょう。
▼これらの指導言に、「どれだけの効果」があるでしょう。
▼実は、これらの指導言は、「全く効果がない」のです。意味のない「指導」です。
▼今でも、意味のない指導をしている教師がいっぱいいます。勉強不足の教師です。
▼私は、跳び箱がとべない子を三分くらいでとばせられます。成功率九十八パーセント位です。何千人もとばせてきました。
▼三十年も昔に『跳び箱は誰でも跳ばせられる』(明治図書)という本を出しました。
NHKテレビはじめ、ほとんどのテレビ局での特集も放映されました。
▼「くり返し計算ドリル」「くり返し漢字ドリル」も、ほとんど意味がありません。
脳科学者の東大の池谷先生や、宮尾小児神経科のドクター達が言ってる通りです。
▼「計算スキル」「漢字スキル」は、ドリルの十分の一の練習で、ほとんどの子が満点をとるようになります。
▼「ドリル」は子どもに作業をさせておく、教師の手抜き用教材ですが、そこに教師が勝手に「徹底したくり返しで学力がつく」という思い込みを入れたのです。
▼百マス計算も、時間ばかりかかって実力はつきません。その上、発達障害の子を苦しめる方法です。かつて百マス計算をやっていた学校、学級のうち、九十九パーセント以上が止めてしまいました。「効果無し。害が大きい」ためです。
▼このような偽ものをあばき、本物を紹介する特集です。
(向山 洋一)
-
- 明治図書