- はじめに
- 1章 教師も子どもも幸せになる!学級づくり
- 1 教師も子どもも幸せになる!学級経営力&校務力
- 2 3年目からが分かれ道
- 3 ステップアップのポイント
- 2章 これで一気にステップアップ!3年目教師の学級づくり56
- 日常
- 1 やり取り活動で「朝の会」が学習のスタートに
- 2 「終わりの会」は素敵なところ探し
- 3 コーディネート次第でみんな笑顔の「休み時間」
- 4 1回よそいと5分前告知でスムーズな「給食準備・後片付け」
- 5 「給食指導」の裏にある3つのねらい
- 6 スペシャリスト育成で「そうじ」意欲が一気にアップ
- 7 「係活動」はエンターテイメント
- 8 ミニ先生で効率アップの「新出漢字」システム
- 9 子ども同士の「読み聞かせ」で友達関係アップ
- 10 子ども主導の「間違いなおし」で満点の子も満足
- 11 「丸つけ」+コメントで子どもの気持ちをグッとつかむ
- 12 友達コメントで「日記指導」のマンネリ脱却
- 13 色分けチェックで「回収物」のスピード管理
- 14 先生・子どものダブル視点で保護者もうれしい「学級通信」
- 15 「教室掲示」はイチ押しスペースに厳選の1枚
- 16 「教室環境」は見える化で片付け名人を増やせ
- 17 「ほめ方」三原則でクラスが素敵にチェンジ
- 18 子どもの心を動かす「叱り方」テクニック
- 19 ときにはランダム「席替え」で新たな面を発見
- 20 月イチ更新で「学級目標」の機能性アップ
- 21 世界に1つだけのもの作戦で「落とし物」削減
- 22 宿題タイムと量調整で「宿題」意欲倍増
- 23 「トラブル解決」で一気に成長させる教師の主導力
- 24 「トラブル回避」の秘訣は“みんな仲良く”より“うまくつき合う”
- 25 笑顔のラブコールで「不登校」対応
- 行事
- 26 ひまわりルールで安心安全の「遠足」
- 27 燃え尽き症候群にならない「宿泊行事」事後指導
- 28 キラリと個性を輝かせる「〇〇会」
- 29 「団体演技」成功へ導く指導ポイント
- 30 拍手喝采の「団体演技」プログラムづくり
- 31 周りも巻き込み「学習発表会」の達成感アップ
- 32 ビデオチェックと相互評価で「音楽会」メリハリ練習
- 33 素敵な「入学式」は黒子でバックアップ
- 34 振り返り「始業式」で学校モードのスイッチオン
- 35 5分授業でクラス一体の「学級開き」
- 36 クラスの一員を再確認「学級おさめ」新聞企画
- 37 オリジナルムービーショーで感動の「しめくくり」に
- 38 振り返り「終業式」で次学期の橋渡し
- 39 成長を実感できる「卒業式」の最後の授業
- 校務
- 40 「事務仕事」ダブルチェックで信頼度アップ
- 41 助け助けられで「同僚とのつき合い」がウィンウィンに
- 42 ホウレンソウ+提案で「管理職とのつき合い」がランクアップ
- 43 既存+αで誰もがナットク「職員会議提案」
- 44 「会議での発言」一歩下がれば二歩進む
- 45 優先順位で余裕の「スケジュール管理」
- 46 「体育主任」人材育成で黒子に徹す
- 47 「教務主任」自分カラーを出すチャンス
- 48 「研究部長」教える→育む→前に出る&ときにはヘルプ
- 保護者対応
- 49 出会う前の準備で決まる「保護者との出会い」
- 50 コミュニケーションツールで「連絡帳」がワンアップ
- 51 プラスな話題でイメージアップ「電話対応」
- 52 「個人懇談」で保護者と協力タッグ
- 53 お得感ある来てよかった!の「学級懇談」
- 54 「家庭訪問」しっかり記録で保護者信頼度アップ
- 55 「進路相談」子どもファーストで支えよう
- 56 Q&Aシートで「宿泊説明会」の心配一掃
- 執筆者一覧
はじめに
教師になり数年が過ぎ,ある程度のことが無難にできるようになってきた。学級経営にも少し余裕が出てきた。しかし,いまひとつ物足らなさを感じたり,マンネリ化を感じたりはしていないでしょうか。もうひとつステップアップしなくてはと……。
教師としての一番の喜び,願いは,子どもたちが幸せになることです。子どもたちのたくさんの笑顔を見ることです。そのためには教師自身がどんな力をつけなくてならないのでしょう。
本シリーズは「学級づくり」と「授業づくり」の2冊セットで,本書では,学級経営力と校務力(事務仕事など)に焦点を当て,具体例をもとにその内容を紹介しています。学校において,子どもたちの成長の中心を担うのは学級です。授業を支えるのも学級です。よい授業が学級を育てます。よい学級が授業をよりよくします。「授業力」を高めることと「学級経営力」は切り離せない関係です。この「学級経営力」,この1年をうまく過ごすための方策で留まってはいけません。この学級の子どもたちが,たとえ異なる集団に所属していきる力までをも見通すことが肝要です。同時に我々には,子どもたちがいないときにも,すべきことがたくさんあります。それらを確実に実行していく力も欠かせない力(校務力)です。
本研究会が願うことは,子どもたちはもちろんのこと,全ての教師が幸せになることです。本来,教師という職業は幸せに満ち溢れているはずです。夢と希望に満ち溢れているはずです。本書が,教師という職責に立ち向かう全ての教師の幸せへとつながる一助となれば幸いです。
さぁ,教師としてステップアップしましょう!
2017年8月 授業力&学級づくり研究会 代表 /垣内 幸太
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- 明治図書
- 学級経営の要点が分かりました。2017/9/2830代・小学校教員