教育書は、全国の先生が学校で子どもたちにどのように授業をすればよいのか、というまさに先生方の教え方の参考書のような本です。主な読者対象は、小、中学校の先生、幼稚園教諭や保育士、また高校や大学の先生などで、ジャンルは、国語、社会、算数（数学）、理科、英語などの教科教育をはじめとして、学級経営や学校経営、生徒指導、特別支援教育など、教育に関してのほぼすべてを網羅しています。また書店やAmazonなどで市販されているので、目にする機会も多いのではないかと思います。

読者となる先生のニーズにあわせた、様々な本の企画をしていますので、新しい教育課題に即応したもの、教育界に新風を巻き起こすような時流に合わせた内容のものもあれば、普遍的な教育実践を紹介したもの、教室でコピーしてすぐに使えるワークシート集のような本もあります。また、教材データなどのダウンロード特典つきの書籍のほか、電子書籍も刊行しています。さらに、教科指導、学級経営、特別支援関係などの雑誌も企画・刊行しており、毎月、新しい教育情報や実践などをご紹介しています。

教育は誰もが避けて通れない、身近で重要なテーマだと思います。そのため、育児などのプライベートな部分からも企画のヒントが生まれることもあり、一生涯、自分自身に関わることなのだなとつくづく感じます。最近は、先生方の多忙感や子どもたちの学習意欲の低下、特別支援教育、学校の危機管理、GIGAスクールへの対応など、教育界を取り巻く課題が多様化している状況もある中、出版という形で、日々、さまざまな課題解決に向けた全国の素晴らしい実践を発信できる、大変やりがいのある仕事だと思っています。