校則公開の必要性を感じますか?
髪型や服装などの行き過ぎた指導に関しては、「ブラック校則」という語も生まれ、度々話題にも上がっています。
今年8月に公表された「生徒指導提要」の改訂案では、理不尽な校則の問題への対応の一つとして、校則を、「学校内外のものが参照できるように学校のホームページ等に公開しておくこと」と記載されました。透明性を高めることで、改めて校則を見直すきっかけにつながるということで、生徒や保護者にとっては歓迎されているようです。
一方、静岡理工科大学の調査では、2021年末時点において、県内高等学校のほとんどが校則の公開が行われていない状況という結果で、その理由としては、「在校生に校則を記した資料を配布しているため」「校則をホームページで公開する対象として捉えたことがないため」などの意見が紹介されています。
地域により、公開への動きにも温度差があるようですが、先生方は校則の公開に関して、どのように考えているでしょうか。
集計結果
- 校則公開に大いに賛成
- 62%
- 校則公開の必要性をあまり感じない
- 38%
事前に知りたくば説明会に行って聞けばよし。
私の勤務地域でも、いわゆるブラック校則、明記されていない部分で「慣例」を押し通して、圧をかけたりパワハラが横行して、保護者からの不信感を買っている面があります。
「社会に開かれた教育課程」であるためにも、指導の基準、ルールの基準は、公表しなくてはならないと思います。
校則の公表は、管理教育からの決別、そして、生徒の主体性をはぐくむ教育課程につながっていくのではないでしょうか。