担任相互乗り入れで、子どもを見守る
11日付の朝日新聞によると、群馬県沼田市の小学校で、得意教科を担任以外のクラスでも授業する、相互乗り入れ型の授業システムがスタートしたとのこと。
このシステムの画期性は、ただ乗り入れ型の授業をするだけでなく、学級、児童の様子について、教員同士が互いに、「口出し」することによって、情報交換を行い、学校全体で児童の様子を見取っていこうという姿勢にある。
日本ではもともと、「授業研究」によって、教員同士が互いの授業を公開し、評価しあうシステムが確立されており、海外からも注目を集めてきた(ちなみに、米国シカゴDe Paul大学の高橋昭彦助教授によると、米国では、一般的に教員同士の交流は少なく、とても個人的なシステムであるとのこと)が、交換授業を行い継続的に連帯責任で指導に生かしていく、という今回の沼田市のケースは、新しい取り組みとして、注目に値するものと言えそうだ。
この記事は、『きょういくじん会議』の記事を移転して掲載しているため、文中に『きょういくじん会議』への掲載を前提とした表現が含まれている場合があります。あらかじめご了承ください。
コメントの一覧
1件あります。
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- 名無しさん
- 2007/6/13 18:18:48
果たしてどれだけ忌憚なく口を出せるだろうか・・・。
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