28日の毎日新聞の記事では、発覚しにくいスクール・セクハラの実情と対応策について報道しています。そもそもスクール・セクハラとは、「学校内での力関係などを背景とした性的嫌がらせ」のこと。
セクハラというと新聞報道で教諭が生徒にセクハラをして懲戒免職などという記事が目に付くので、教諭から生徒への性的な嫌がらせを連想する方も多いと思いますが、実際には生徒から生徒への身体的特徴へのからかいや、男性教諭から女性教諭、教諭から実習生へ飲食を強要するなどの嫌がらせなども多いそうです。神奈川県のアンケート調査では、生徒から生徒への嫌がらせが教師から生徒への嫌がらせを上回る結果となりました。
ただ、一番発覚しにくい上、生徒へ深い心の傷を残すのは教師から生徒へのセクハラでしょう。教師と生徒の間では「教育の一環」ということで被害者である生徒の訴えが片付けられてしまったり、訴えることでさらに嫌がらせをされたりという不安もあるため相談すらできないこともあるようです。また、尊敬すべき先生がそのような言動をとることで学ぶ意欲をなくしたり登校拒否につながったりすることも考えられます。
現在、学校内にカウンセリングの窓口を設けたり自治体によっては地域でスクールハラスメント専門の相談窓口を設けていたりするところもありますが、解決になるのでしょうか。相談すると先生や親に話されてしまうという不安から相談できない生徒も多いように思います。
予防策の一つとして参加型の研修は有効だと記事は伝えています。よかれと思ってやっていたことが生徒にとっては「イヤ」と感じることもあるという意識をもつきっかけになるようです。また、スキンシップそのものは教育の現場でも人との付き合いにあって然るべきですので、普段から生徒や友だちから嫌がられない、みんなから尊敬される先生、親しまれる人物であるように心がけることも解決策の一つなのではないでしょうか。
みたいに済まされることが大半です。
人の痛みよりも自分(たち)の楽しみが勝ってしまう構図は、
いじめと同じで恥ずべき行為だと感じます。
しかも見知った人によって行われるので人間不信に陥ります。
本当に悲しくなります。
確かに人間不信に陥るかも。相談したところで何かしてくれる保障もないから、わざわざ恥をさらさなくても、とガマンしてしまう子どもも多いように思います。
もちろん大人になってもセクハラ・パワハラは問題ですけど、逃げ込むところの少ない学生時代にそんな目に遭ったらその後の人生にも大きく影響するんじゃないかな。
アカハラだのパワハラだのなんでもハラスメントをつける
風潮は傷つきやすい現代人の心理を反映してるんですかね。
それともマスコミに踊らされているだけか。
それにしてもだれかモンスターペアレントに対して「ペアハラ」だ!
と訴えて一石を投じてくれないですかね・・・。