きょういくじん会議
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金曜はノー残業デー 文科相が省職員に指示
kyoikujin
2007/7/10 掲載

 金曜日は全員7時までに帰らせるように―伊吹文科相が10日、閣議後の記者会見で明らかにした文科省「ノー残業デー」の構想だ。伊吹文科相は、「教育の原点は家庭」だとの認識を改めて示し、文科省職員が率先して「家庭の時間を大事にする」よう「早めの退庁」を指示したとのこと。

 裏を返せば、文科省職員の方々は普段から7時以降の残業を恒常的に行っているのだろう。安倍政権が掲げる教育改革、それと同時に進行している次期学習指導要領の改訂作業など、教育関係の審議会等が目白押しのこの時期、多忙を極めることは容易に察せられる。

 学校現場の先生方の実態も、先ごろ公表された「教員勤務実態調査」に詳しい。この調査結果をまとめた6月13日のBenesse教育研究開発センターの記事によると、小中学校の先生の平均残業時間は2時間9分だ。
 民間でのノー残業デーの実態の一部は、6月15日に産経新聞が「広がるノー残業デー」と報じたところ。

 中にはノー残業デーを取り入れている学校もあるだろう。その分、持ち帰りの仕事が多いということもある。伊吹文科相が言うように、教育に関わる人間が率先して「家庭の時間を大事にする」ことができるまでにはまだ遠い、のかもしれない。

 皆さんの職場では「家庭の時間」―確保できていますか?

この記事は、『きょういくじん会議』の記事を移転して掲載しているため、文中に『きょういくじん会議』への掲載を前提とした表現が含まれている場合があります。あらかじめご了承ください。
コメントの一覧
9件あります。
    • 1
    • 名無しさん
    • 2007/7/10 21:39:46
     ノー残業デーはいい試みと感じるが、仕事の多い中こういうことを決めても結局仕事が終わらないくらい多い人は持ち帰ってやることになるんだろうなあと思ってしまう。
    先生への仕事の負担を減らすことが一番大事なような気がする。
    • 2
    • 名無しさん
    • 2007/7/10 21:52:10
    文科省の役人は家族との触れ合いを増やす暇があったら、現場との触れ合いを増やしたほうが良い。もちろん大臣もね。
    • 3
    • 名無しさん
    • 2007/7/11 0:32:00
    平均残業時間、2時間9分は決して多くないと思われるかもしれないが、騙されてはいけない。
    定刻に帰宅する人もいれば、4時間以上残業している人もいるのだ。
    帰宅後に家で仕事をしている人もいるのだ。

    それにしても仕事負担を減らすには、まずは部活動を廃止せよ。
    • 4
    • 名無しさん
    • 2007/7/11 9:09:09
    7時までに帰れたり、土曜日もしっかりお休みだったり…同じ公務員でも教師とは大違いですね。逆に反感買う気がするんだけど。
    • 5
    • 名無しさん
    • 2007/7/11 12:21:59
    今年から文科省の役人が現場に入って研修してるけど、たった2人。
    この2人は帰ってきたら、きっと考え方が現場寄りになっているのに、周りは相変わらず現場のことなんて考えてないから、省内で浮いてしまいそう。
    「教育は会議室で起こってるんじゃない!現場で起こってるんだ!」って啖呵きって闘って欲しいけど無理だろうなぁ・・・。
    全員行けば良いのにね。
    • 6
    • 名無しさん
    • 2007/7/11 14:14:07
    「ノー残業デー」じゃなくて、「ノー残業代支給デー」じゃないの?結局。
    • 7
    • 名無しさん
    • 2007/7/11 17:34:01
    やりたいことはわかるし、その方針には好感は覚えます。
    が、やっぱり仕事全体の量を減らすか、より分散させないと・・・。
    結局のところ、パフォーマンスで終わってしまう気がします。
    • 8
    • 名無しさん
    • 2007/7/12 17:30:49
    選挙前のパフォーマンスだとしたら逆じゃないかと・・・。
    • 9
    • 名無しさん
    • 2007/7/13 18:57:05
    文科省の職員が率先して家庭を優先しても、
    全く世間的には影響がなさそうだな。
    むしろぬるま湯公務員と叩かれるだけ。
    そんなことより現場の教師の仕事負担をいかに減らすかを
    もっと真剣に考えてくれないかな。
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