飲酒運転根絶は教育現場から―道教委、処分厳格化
懲戒処分の基準の見直しを行っていた北海道教育委員会では、11月より新基準を適用したそうです。その新基準によると、教員が飲酒運転をした場合、酒酔い運転だけでなく酒気帯び運転でも免職、同乗者やお酒を勧めた者も免職となる可能性があるそうです。
教員の飲酒運転が発覚すれば、行政処分、司法処分に加えて懲戒処分を受けることになります。都道府県ごとの懲戒処分の基準については、文部科学省が発表している懲戒処分に関する処分基準の作成及び懲戒処分の公表に関する取組状況(平成17年4月1日現在)でみることができますが、飲酒運転について懲戒処分の基準を設けている教育委員会のすべてが処分に関してマスコミへ情報を提供しており、社会的にも問題となっている飲酒運転が重大視されていることかがうかがえます。子どもたちの安全教育に携わる教員だからこそ、飲酒運転は許されないのでしょう。
11月から基準を厳しくした北海道ですが、同月27日には「飲酒運転など教員3人懲戒 札幌市教委」というニュースがありました。厳しく処分しても、教員の飲酒運転はなかなかなくならないのかもしれません。現に11月24日の毎日新聞の記事によると、飲酒運転をした人のおよそ4割が捕まらないと考えているとのこと。刑罰を厳しくしても、いまだに飲酒運転に対する危険意識の低さがあるようです。
今年も残すところ、あと1ヶ月。忘年会シーズンでいつもよりお酒を飲む機会が増えるかと思いますが、ルールを守って楽しいお酒を飲みたいものです。
- 酒気帯び運転、免職も。道教委が処分基準見直し(読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/news2/20071019wm03.htm - 北海道教育委員会 飲酒運転防止特別対策研修資料(PDF)
http://www.dokyoi.pref.hokkaido.lg.jp/NR/rdonlyres/AA611650-B481-41B6-84DD-C5D6... - 風通しの良い学校に―冊子配布やスクールリーダー(きょういくじん会議)
http://www.meijitosho.co.jp/eduzine/kaigi/?id=20070298
この記事は、『きょういくじん会議』の記事を移転して掲載しているため、文中に『きょういくじん会議』への掲載を前提とした表現が含まれている場合があります。あらかじめご了承ください。
教員は飲み会が多すぎなきがする。もう少し減らせばいいのに
そんなに飲み会多いんですか?
最近はストレスフルですもんね・・・。