- きょういくじん会議
バンダイが4月に12歳までの子どもをもつ親2000人におこなったアンケートでは、子どもが好きなキャラクター1位は7年連続でアンパンマン、2位にポケットモンスター、3位プリキュアシリーズという結果が出ました。やはり、テレビアニメの影響は大きいのでしょうか。
その一方、グッズの専門ショップができるほど人気が出ているキャラクターといえば、絵本から飛び出したキャラクターたち。子どもだけではなく、若いOLや保護者にも人気が高く、グッズの種類も豊富です。皆様のご自宅にあるキャラクターの中には絵本発のキャラクターグッズがありませんか。また、ご自宅には置いていなくても、絵本キャラが、ぬいぐるみやお弁当箱、文房具になって店頭に並んでいるのをよく見かけるようになったと思いませんか。
絵本のキャラクターには、派手さはないかもしれませんが、懐かしさを感じる素朴さと優しい色づかいが人気の秘密のようです。また、絵本は長い時間を経ても色あせることなく心に残り、読み継がれてきたものも多いので、テレビキャラクターよりも保護者の方をはじめ、幅広い年代の方に受け入れられているのかもしれませんね。
その筆頭にあげられているのが、フランスの絵本から生まれた『リサとガスパール』。13日までは、北海道立旭川美術館で原画展も開催される売れっ子です。今後、テレビ番組化される予定もあるというのですから、今後、子どもたちの人気キャラクターランキングにも登場する可能性があるでしょうか。
絵本キャラの人気が高まり、著作権を持つ出版社にはキャラの二次使用の申請が急増。そのため、絵本の老舗福音館書店は、ライセンス課を公式窓口として作ったそうです。このライセンス課では、「特に売りこむことはなく、絵本のイメージを守る商品化の取捨選択をすることが基本」ということですが、消費者としても絵本がもつ世界観、イメージを崩すことなく、キャラクターをより身近に感じる商品に限定して欲しいと願います。
さらに絵本や絵本のキャラクターグッズについて知りたい、買いたいという方には、絵本専用ホームページ「絵本ナビ」があります。対象年齢別の絵本の紹介や立ち読みできる本もありますので、子どもに読み聞かせる本探しの際には、役立ちそうです。また、セレクトショップでは、絵本キャラグッズも販売しています。子どもの生活にこれらのグッズを取り入れることで、絵本の世界に親しみながら学習や生活習慣の習得ができるものもありそうですので、利用してみてはいかがでしょうか。