きょういくじん会議
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子供がいる家庭は、食生活への不況の影響が大きい?
kyoikujin
2009/10/13 掲載
男弁当―働き盛り、育ち盛りも満足! (NHKきょうの料理シリーズ)

 みなさんのまわりにも増えていないでしょうか。毎日、家からお弁当や水筒を持参してくる「弁当男子」や「水筒男子」。不況の影響で、手作りお弁当や水筒ブームがおきているとテレビなどでも特集されているのをよく見かけますが、子供がいる家庭の4割が「不況の影響で食生活が変化した」と回答しているようです。

 この調査結果は、9月に実施されたネットマイルによる「食についての調査レポート」(PDF)で発表されました。このアンケートによると、「夫婦と子供」世帯が他の世帯よりも、不況によって食生活が「変化した」と回答している率が高かったとのこと。また、具体的にどのように変化したかとの質問に対する、「夫婦と子供」世帯の回答では、「家庭での食事が増えた」(59.4%)、「外食の割合が減った」(56.3%)、「外食は低価格のお店を選ぶようになった」(43.8%)の順で、「あてはまる」と回答した率が高かったようです。

 さて、ここで、1つ質問です。今回の記事に関連した、「590円」という数字、これは何の金額だと思いますか。ヒント、サラリーマンの平均の○○代です。もうおわかりでしょうか。正解は「昼食」代です。新生ファイナンシャルが4月に実施した、「2009年サラリーマンの小遣い調査」によると、サラリーマンの1ヵ月の平均お小遣い額は「45,600円」で昨年よりもマイナス700円だったとのこと。「590円」と聞いて、そんな安いランチはあまりないけど…と思われた方もいるかもしれませんが、これは昼食にかける平均額なので、外食でない場合も含みます。実際この調査によると、1週間(勤務日の5日間)の昼食の形態は、お弁当の持参が1.3回、お弁当購入が1.2回、外食が1.1回、社員食堂の利用が1.0回程度となったようです。
 みなさん、もしくはみなさんのご家族と比較して、この調査結果はいかがでしょうか。

 不況が食生活に影響…と書くと、何か暗いイメージをもつかもしれませんが、家で家族と一緒に食卓を囲む時間が増えること、安いお店を探しながら外食することなどは、決して悪いことではありません。「食育」というと構えてしまうかもしれませんが、食欲の秋をお子さんと一緒に前向きに楽しみたいものですね。

この記事は、『きょういくじん会議』の記事を移転して掲載しているため、文中に『きょういくじん会議』への掲載を前提とした表現が含まれている場合があります。あらかじめご了承ください。
コメントの一覧
1件あります。
    • 1
    • 名無しさん
    • 2009/10/15 8:48:26
    平均お小遣い額、結構高いんですね。愛妻弁当を持っていくなら、その分お小遣いも減らされたりするんでしょうか・・・。
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