- きょういくじん会議
12月15日の朝日新聞では、6歳の幼稚園児が日本英語検定協会が実施する英検準2級に合格したと伝えていました。英語検定準2級は、高校中級レベルで、試験内容には英語による面談もあるということですから、わずか6歳で物怖じせずに英語を人前で話せるなんて驚きですね。
昨今、英語検定や漢字能力検定だけなく、ご当地検定など色々なところで新しい検定を耳にします。そんな中、小学生でも挑戦できる検定・試験をいくつか紹介したいと思います。
児童英検
冒頭のニュースにあった英語検定とは違い、小学生または未就学児からでも受けられるレベルの検定があるのをご存知でしたか。児童英検は、英語に親しみ、外国の文化を理解することを目標としている検定です。公開テストの他、オンラインで受験することもできるのも特長の一つ。ブロンズ、シルバー、ゴールドといったグレードがありますが、ブロンズは、小学校英語活動で1年半〜2年間学習している生徒や、家庭や英語塾で学習している未就学も対象の目安になっているそうです。
一輪車検定
公園で一輪車を上手に乗りこなしている小学生を見かけることも多いですが、日本一輪車協会公認のキッズ一輪車検定では、初心者向けから大技にいたるまで細かく段階が分かれています。10段階に分かれており、合格するとバッヂや目録が贈られるそうです。全体で取り組んでいらっしゃる小学校もあるのではないでしょうか。バランス感覚のよい子どものうちに高い目標に向かってトライするのもよいかもしれませんね。
子ども樹木博士
机に向かう勉強でも運動でもなく、自然の中を歩きながら試験を受けられるというのが、この子ども樹木博士。(社)全国森林レクリエーション協会が主催しているボランティア活動で、実際に樹木に詳しいコーディネーターの話を聞きながら、自然に関しての知識をつけることができます。その後行われる樹木の識別テストの結果により、判定された認定書が授与されるそうです。保護者も一緒に参加することができるので、このプログラムを通して親子の会話やコミュニケーションの時間も増えるかもしれません。
この他にもさまざまな検定はありますが、大人が自分磨きや就職のために挑戦する検定、資格とは違い、子どもにとっては、目標に向かって練習、勉強する過程が大切なのではないかと思います。また、「これだけは他の子に負けない!」と自信をもって言える心の強さもはぐくむことができる一つの手段になるのではないかと思いました。