長男の方がIQが高くなる? ノルウェー国立労働衛生研究所調査
22日の毎日新聞記事は、「先に誕生した子どもほどIQが高い」というノルウェーの国立労働衛生研究所の調査を報じている。第一子の方が第二子より、第二子の方が第三子よりIQが高い傾向があることが判明したとのこと。「脳トレ」ブームの日本人にとっても興味深い調査結果だ。
まずは、「IQ」について少しおさらいを。IQとはIntelligence Quotientのことで、日本語では「知能指数」という。知能が年齢相応に発達しているかを測定するもので、知能指数が100であれば、年齢相応の知能であることをあらわす。絶対値ではなく、あくまで年齢との相関関係から算出されるものであることには留意しなければならない。
そして今回の調査で興味深いのは以下の点だ。
幼児期に兄や姉が死亡し最年長児として育てられた場合にも、年下の兄弟より高くなっている。単なる誕生順ではなく、家庭内での位置づけが大きな要因になっているようだ。
そもそも、知能等の発達は遺伝によるのか環境によるのかというのは教育心理学でも大きなテーマ。今では、遺伝と環境の両方の影響を受けるというのが一般的だが、今回の調査結果でも、それが改めて裏付けられたようだ。
昨今、日本でブームの脳トレも、トレーニング(=環境)によって知能が維持できるという考え方が背景にあるのだろう。さすがに「知能指数」=「生まれつきの頭の良さ」とするような単純な議論は少なくなったが、ともすれば、知能指数という数字に振り回されてしまいがち。知能指数は当然ながら万能ではない。一つの指標としてうまく付き合っていきたいものだ。
この記事は、『きょういくじん会議』の記事を移転して掲載しているため、文中に『きょういくじん会議』への掲載を前提とした表現が含まれている場合があります。あらかじめご了承ください。
IQテスト/占い
http://www.unnmei.com/iq.html
という怪しいサイトが出てきた。
5分くらいひたすらそれっぽい問題を解答したら結果が出て、
あなたのIQ値は160点中140点で、<上位2%/世界人口>です。
とか表示されたよ。何だかなー。
何となくGoogleの検索結果を眺めてると、
知能指数って占いと同列に扱われている気が…