母親が喫煙者の場合、子どもがメタボになる危険性高く
「母親の喫煙は、子どもをメタボリック症候群に」というリリースによると、8月に行われた禁煙学会で、母親が喫煙者の場合、その子どもが将来メタボリック症候群になる危険性が大きくなるとの調査結果が発表されたとのこと。
調査を行なったのは群馬パース大学保健科学部の井埜利博客員教授らのグループ。調査は2002年から2006年の5年間にわたって、埼玉県の小学校4年生計1,048名を対象に行なわれた。
善玉コレステロールであるHDLコレステロールと負の関係にある尿中コチニン(UC)値が、母親が喫煙者である子どもの場合、両親が非喫煙者である子どもに比べると平均10.5倍高く、父親が喫煙者である子どもに比べても平均4.5倍高いとの結果がでたようだ。
厚生労働省の「平成17年国民健康・栄養調査結果の概要」によると、成人男性の約2人に1人、女性でも約5人に1人がメタボリック症候群を強く疑われるか、予備軍と考えられている。最近では大人だけでなく、子どもの間でもメタボリック症候群が疑われるケースも増えている。
心臓病や脳卒中の原因ともなる動脈硬化を引き起こすといわれるメタボリック症候群は、その対象者数の多さもあり、現代病のシンボル的な存在として認知度が高まっている。これまでは個人の生活習慣が要因であると認識されていたが、親の喫煙との関連性が指摘されたこの調査結果は、子どもを持つ親だけでなく、愛煙家・嫌煙家を巻き込んで広く影響を与えることになるかもしれない。
- 母親喫煙でメタボの危険=影響は父親の4.5倍−小4対象に受動喫煙検診・埼玉(時事通信)
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_date3&k=2007102000051 - 大人だけじゃない! メタボリックシンドローム(きょういくじん会議)
http://www.meijitosho.co.jp/eduzine/kaigi/?id=20070234
この記事は、『きょういくじん会議』の記事を移転して掲載しているため、文中に『きょういくじん会議』への掲載を前提とした表現が含まれている場合があります。あらかじめご了承ください。
小さい頃「お母さん、タバコは体に悪いから止めたら」と言っても、
母は「お前はお腹の中にいた頃から吸ってるから、…」と答える始末。
私は普段から筋トレなどして身体づくりに気を使ってるせいか、メタボにはなりません。
弟は若いうちからメタボ(ただのデブ?)です。
口に入れるもので人体や子供への遺伝にどのような影響が出るかは、歳月が必要ですから、
こうした研究は大切ですね。