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「自立と共生」を理念に、教育再生会議が再開
kyoikujin
2007/10/24 掲載

 教育再生会議が23日、首相官邸で開かれた。安倍前首相の辞任以来、1カ月ぶりの会議で、福田内閣のもとでは初めての開催だ。首相が掲げる「自立と共生」を理念に据えて、年明けの最終報告を目指すという。

 新聞各紙の報道によると、教育バウチャー制の導入、教科「徳育」の新設、小中学校の「6・3」制の見直し、9年制の義務教育学校(小中一貫校)の創設などの検討課題について議論し、年内に3次報告をまとめる予定とのことだ。

 福田首相が総裁選以来掲げている「自立と共生」については、民主党の小沢代表が「(自立と共生は)ずっと昔から僕が使っていた」(朝日新聞)と指摘したり、首相自ら「自立と共生は大隈精神」(東京新聞)と母校早稲田大学の創立記念式典で語るなど、物議をかもしたこともあった。

 首相就任後の所信表明演説によれば、「自助努力を基本としながらも、お互いに尊重し合い、支え、助け合うこと」が「自立と共生」とのことだから、昨年10月の教育再生会議設置の趣旨(PDF)にある「教育の基本にさかのぼった改革を推進する」という考え方に照らしてみると、改革を目指しつつも各方面に配慮するような柔和さが見え隠れするようだ。

この記事は、『きょういくじん会議』の記事を移転して掲載しているため、文中に『きょういくじん会議』への掲載を前提とした表現が含まれている場合があります。あらかじめご了承ください。
コメントの一覧
2件あります。
    • 1
    • ふくだ
    • 2007/10/24 17:13:58
    今、背水の陣なんで、かまってられないんです。
    • 2
    • 名無しさん
    • 2007/10/24 18:03:24
    自立と共生ってなんかカビ臭いし、抽象的なキーワードですね・・・。
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