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教員採用試験の資料流出、札幌市教委が調査
kyoikujin
2008/4/7 掲載

 7日の新聞各紙の報道によると、2006年9月の北海道教員採用試験について、札幌市教育委員会が作成した面接官向け資料が、一部の受験者に流出していたとのことだ。

 同資料は「個別面接検査の実施方法について」と題する文書で、面接の実施方法や評価のポイントなどが記載されていたとのこと。事前に入手すれば試験に有利になることが予想される内容と言えるだろう。個別面接検査は第二次検査として06年9月2日・3日に実施されたもので、7月2日実施の第一次検査の合格者のみが受験している。

 下表は、今年度の札幌市教員採用試験実施要領(PDF)からの一部抜粋であるが、06年度の登録者数(合格者が採用候補者名簿に登録した人数)が、第一次検査の合格者数の年度差に対して多いようにも見えるが、今回の事件と関係があるかは明らかではない。

札幌市公立学校教員採用候補者選考検査の志願者数と登録者数
志願者 一次合格者 登録者 志願倍率
2005年度 9,536 2,869 899 10.6
2006年度 9,016 3,119 1,140 7.9
2007年度 8,542 2,975 894 9.6

 この事件について、7日の朝日新聞の記事には、試験前に文書を入手した現職教諭によるコメントが掲載されている。

この記事は、『きょういくじん会議』の記事を移転して掲載しているため、文中に『きょういくじん会議』への掲載を前提とした表現が含まれている場合があります。あらかじめご了承ください。
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