教育振興基本計画の答申案を了承―中央教育審議会
2008/4/3 掲載
- 教育ニュース
- 学習指導要領・教育課程
2日の時事通信の記事によると、中央教育審議会は教育振興基本計画の答申案(PDF)を大筋で了承したとのこと。この教育振興基本計画は改正教育基本法17条により策定が求められているもの。
具体的には4章からなっており、「今後10年間を通じて目指すべき教育の姿」「今後5年間に総合的かつ計画的に取り組むべき施策」などで構成されている。
特に重点的に取り組むべき事項として、新指導要領の実施や学力調査による検証などとともに、道徳教育や伝統文化に関する教育の充実などが挙げられている。なかでも、道徳教材については「適切な教材が教科書に準じたものとして十分に活用されるよう、国庫補助制度を早期に創設する」としている。
すでに教育再生会議などで議論がなされてきた事項も多いが、これらの施策が計画どおりに実行され教育の振興につながることを期待したい。
- 教育基本法17条(教育振興基本計画)
- 政府は、教育の振興に関する施策の総合的かつ計画的な推進を図るため、教育の振興に関する施策についての基本的な方針及び構ずべき施策その他必要な事項について、基本的な計画を定め、これを国会に報告するとともに、公表しなければならない。
この記事は、『きょういくじん会議』の記事を移転して掲載しているため、文中に『きょういくじん会議』への掲載を前提とした表現が含まれている場合があります。あらかじめご了承ください。
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