学校でのいじめが前年比2倍、過去最多に―法務省
2008/3/31 掲載
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28日に公表された法務省のまとめによると、同省が受理した人権侵犯申し立てのうち、学校でのいじめに関するものは前年比の2.2倍で、過去最多の2,152件に上った。
この受理件数は、いじめに対する学校の対応が不適切だったケースなど、学校側の人権侵犯に関するものを集計したもの。法務省の人権擁護局では、これまで全国共通のフリーダイヤル「子どもの人権110番」を設置したり、漫画家やなせたかしさんのデザインによる人権イメージキャラクターを全国各地に派遣したり、いじめを含む人権についての啓蒙活動を行ってきた。
いじめに関しては、以前の記事でもお伝えしたように、文部科学省の調査で項目が見直された結果、前年比6倍に急増した。いじめを苦にした自殺などが社会問題となる中で、同省では、いじめ対策としてスクールカウンセラーを増員するなどの新しい方針も打ち出している。まだ、いじめ対策は始まったばかり…とも言えるが、今後のこれらの効果に期待したい。
この記事は、『きょういくじん会議』の記事を移転して掲載しているため、文中に『きょういくじん会議』への掲載を前提とした表現が含まれている場合があります。あらかじめご了承ください。
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