教育ニュース
文科省の報道発表から研究会参加ルポまで、知っておきたい色々なジャンルの教育情報&ニュースが読めます。
英語活動教諭は免許なしでもOK! 秋田県教員採用試験
kyoikujin
2008/5/13 掲載

 秋田県教育委員会は13日、平成21年度秋田県公立学校教諭等採用候補者選考試験実施要項を公表した。この中で社会人特別選考枠として、教員免許を持たなくても応募できる、英語活動担当の小学校教諭を若干名募集する。受付は13日から。

 実施要項(PDF)によると、この英語活動担当教諭の受験年齢は「昭和51年4月2日以降に生まれた者」、受験資格は「英語を母国語とする者で日本語による教科等の指導ができる者」などとなっており、日本語での指導ができれば国籍も問わない。

 英語活動の担当教諭については、4月に埼玉県教育局も平成21年度公立学校教員採用試験で、英語が得意な志願者の1次試験の一般教養と教職科目の免除を決めており、専門分野と集団面接だけで選考することになっている。

 平成23年度から実施される新指導要領で、小学校5、6年生で週1コマ必修となった英語活動。先日、文部科学省が公表した移行措置案によると移行措置期間から実施することも可能となっている。現職の小学校教員のほどんどが英語の免許を持たず、ALT派遣などの十分な予算の見通しも立たない現状で、自治体による英語活動担当教諭の争奪戦は、今後も続く可能性があると言えそうだ。

この記事は、『きょういくじん会議』の記事を移転して掲載しているため、文中に『きょういくじん会議』への掲載を前提とした表現が含まれている場合があります。あらかじめご了承ください。
コメントの受付は終了しました。