平成20年度 全国学力調査結果公表―文部科学省
2008/9/2 掲載
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4月22日に全国の小学6年生、中学3年生を対象に実施された全国学力・学習状況調査。8月30日に、国立教育政策研究所のホームページに掲載された「平成20年度全国学力・学習状況調査調査結果」では、調査結果の詳細が明らかになった。
調査の内容は、43年ぶりとなった前回調査同様、国語、算数(数学)の教科に関する調査と、生活習慣や学習環境に関する質問紙調査の2つで、教科に関する調査では、知識を問う問題(A問題)と活用を問う問題(B問題)が出題された。
小、中学校各問題の平均正答率は以下のとおり。
国語A | 国語B | 算数A | 算数B | |
---|---|---|---|---|
20年度 | 65.6% | 50.7% | 72.3% | 51.8% |
19年度 | 81.7% | 63.0% | 82.1% | 63.6% |
国語A | 国語B | 数学A | 数学B | |
---|---|---|---|---|
20年度 | 74.1% | 61.5% | 63.9% | 50.0% |
19年度 | 82.2% | 72.0% | 72.8% | 61.2% |
平均正答率が前回に比べ下がった理由として、子どもの学力低下ではなく、調査問題が19年度に比べ難化したことが挙げられているが、解答時間が十分でなかったとする子どもの割合が前回に比べ、全科目で増加しており、出題に関しては次年度の問題作成に向けて課題の残る結果となった。
この記事は、『きょういくじん会議』の記事を移転して掲載しているため、文中に『きょういくじん会議』への掲載を前提とした表現が含まれている場合があります。あらかじめご了承ください。
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