教員の平均年齢、過去最高を更新―文科省調査
2008/9/5 掲載
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文部科学省が4日に公表した2007年度学校教員統計調査の中間報告によると、小中学校などの教員の平均年齢が過去最高を更新したことが分かった。
同調査は、学校の教員構成や教員の個人属性、異動状況などを明らかにする目的で3年ごとに実施されており、平均年齢は2007年10月1日現在のもの。小学校は44.4歳(前回44.1歳)、中学校は43.8歳(同42.9歳)、高校は45.1歳(同44.3歳)となった。
世代別の割合を見ると、小学校では50歳以上55歳未満が20.8%(前回17.9%)で最多となった一方、25歳未満が2.7%(同2.1%)、25歳以上30歳未満が8.6%(同6.8%)と、20歳代の割合も微増していることが分かる。
平均年齢上昇の原因は、第2次ベビーブーム世代の入学にあわせて大量採用された教員の高齢化によるものとされているが、近年は定年退職者の増加に伴い新規採用も増加しており、ゆるやかな世代交代がうかがえる様子だ。
この記事は、『きょういくじん会議』の記事を移転して掲載しているため、文中に『きょういくじん会議』への掲載を前提とした表現が含まれている場合があります。あらかじめご了承ください。
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