「私」は「わたし」も 常用漢字に読みを追加
2008/10/22 掲載
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新聞各紙の報道によると、文化審議会漢字小委員会は21日、常用漢字表に追加予定の191字の読みと、現行の常用漢字の一部についての読みの修正を決めたとのことだ。
以前の記事でも取り上げたが、「私」の訓読みとして慣用的に使われてきた「わたし」が、現行の「わたくし」と併記されるほか、「混む」を「こむ」、「要」を「かなめ」と読めることになる。また、新規追加により異字同訓が増えることで、「怪しい」と「妖しい」、「恐れる」と「畏れる」などを、振り仮名なしで書き分けられるようになる。
同小委は追加する漢字の字体などを検討し、2009年2月には新常用漢字表の試案をまとめる。
- 『私』は『わたし』もOK 文化審小委常用漢字読み追加(東京新聞)
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2008102202000136.html - 「刹」「椎」「賭」「遡」の4字追加 常用漢字(産経新聞)
http://sankei.jp.msn.com/life/education/080922/edc0809221118000-n1.htm - 常用漢字一覧表(PDF)(文化庁)
http://www.bunka.go.jp/kokugo/pdf/jyouyou_kanjihyou.pdf - 漢検も難しくなる? 常用漢字の追加案公表(2008/5/18)
http://www.meijitosho.co.jp/eduzine/kaigi/?id=20080235
この記事は、『きょういくじん会議』の記事を移転して掲載しているため、文中に『きょういくじん会議』への掲載を前提とした表現が含まれている場合があります。あらかじめご了承ください。
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