全国初の基準「東京ミニマム」を作成―東京都教育委員会
2008/10/28 掲載
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東京都教育委員会は、23日、「児童・生徒の学習のつまずきを防ぐ指導基準(東京ミニマム)」についてを公表した。学校教育の中で、児童・生徒が身に付けるべき指導の基準が作成されたのは、全国でも初めて。
この「東京ミニマム」は、平成13年度から実施されている都の学力調査の結果や、国の全国学力・学習状況調査の結果分析をもとに作成されたもので、国語科と算数科・数学科について、東京都の児童・生徒に「学習の素地として確実に身に付けさせておく必要がある資質・能力」とその段階的な指導基準や指導の具体例、また、現行の学習指導要領との関連などが示されている。
具体的な指導基準には、
- 国語科…相手や場に応じて、丁寧な言葉遣いで話すことができる。(言葉遣い)
- 算数科…かけ算の九九を用いて、1位数と1位数のかけ算ができる。(かけ算)
- 数学科…正の数・負の数の大きさや意味について理解し計算ができる。(正の数・負の数の理解)
などが掲げられている。
小学校で平成23年度から、中学校では平成24年度から、新しい学習指導要領が実施されるが、「東京ミニマム」も新しい指導要領や児童・生徒の実態の変化等に合わせて今度も改訂を進めることになっている。
- 問題解決能力などに課題残る―東京都学力調査(2008/6/27)
http://www.meijitosho.co.jp/eduzine/news/?id=20080311
この記事は、『きょういくじん会議』の記事を移転して掲載しているため、文中に『きょういくじん会議』への掲載を前提とした表現が含まれている場合があります。あらかじめご了承ください。
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