国際数学・理科教育動向調査(TIMSS2007)結果公表
2008/12/11 掲載
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国立教育政策研究所は10日、IEA国際数学・理科教育動向調査の2007年調査(TIMSS2007)を公表した。前回調査に比べ、小学校が11か国、中学校が2か国と参加国が増えたものの、小学校の算数・理科、中学校の数学・理科ともに平均点はすべて前回以上となり、国際的に見て上位を維持していることが明らかになった。
この調査は、国際教育到達度評価学会(IEA)が、日本では小学4年生と中学2年生を対象に、2007年3月に実施したもの。今回と前回(2003年)の教科別平均得点(注1)は以下のとおり。
2007年 | 2003年 | |
---|---|---|
算数 | 568点(4位) | 565点(3位) |
理科 | 548点(4位) | 543点(3位) |
2007年 | 2003年 | |
---|---|---|
数学 | 570点(5位) | 570点(5位) |
理科 | 554点(3位) | 552点(6位) |
(注1) 平均得点とは、全生徒の平均得点を500点、全生徒の3分の2が400点から600点に入るように標準化した各国の得点。
同研究所のホームページには、算数・数学問題例・理科問題例(PDF)も合わせて掲載されている。
また児童・生徒の意識調査では、理科の勉強が楽しいと思う割合が、小学生で国際平均を上回ったものの、数学・理科の勉強が楽しいと思う中学生の割合は依然として低いことなどが明らかになった。
この記事は、『きょういくじん会議』の記事を移転して掲載しているため、文中に『きょういくじん会議』への掲載を前提とした表現が含まれている場合があります。あらかじめご了承ください。
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