
- 算数熱中授業づくり
- 算数・数学
熱中授業づくりのポイント
- 板書で子どもの視覚に訴える
- 視覚的効果をしかけとして、同値分数を発見・創造させる
4年「分数」で扱う「大きさの等しい分数」は、これまで学習した整数や小数では扱うことのなかった、数が違っても同じ大きさを表すことができる数であり、その考えを活用することで、「異分母分数の加減」などの問題が解決できるというよさもあります。
そんな魅力ある分数との出会いだからこそ、そのよさを子どもが感得できるように授業を構成したいものです。そのためには、授業に発見的・創造的学習を取り入れることが重要です。
そこで、この授業では、「ブロックを組み合わせて1をつくろう」という活動を仕組み、1となる理由を考えさせる中で、図から発見的に同値分数を見いだしたり、それを基に数値から同値分数をつくり出したりすることができるようにしました。扱うブロックは上のようなものです(赤は黄色を2等分したうちの1つ、青は黄色を3等分したうちの1つ)。
板書で子どもの視覚に訴える
この授業の最大の特徴は、板書を通して子どもの視覚に訴えることです。普通は式で求めたものや、その理由の説明のために図で表現させますが、最初に黒板に図(ブロック)を提示し、それに基づいて式で説明させるのです。







視覚的効果をしかけとして、同値分数を発見・創造させる
さて、赤と青のブロックを組み合わせると、「足りない」か「
余る」ことを視覚にとらえさせることができます。それをしかけとして、同値分数を発見し、創造していく場を設定しました。






C基準をつくるということ。
は
を基準にすると
になるでしょ。
も
を基準にすれば
になるということ。
そうすると式は、になる。
この授業は、「板書で子どもの視覚に訴える」をテーマに行いました。
板書は、子どもの発言をただ記録したり、教師が教えたいことをまとめたりするだけのものではありません。この授業のように、図などを効果的に用いて子どもの視覚に訴え、気付きを引き出すようなことも可能です。
黒板をいかに使うか。授業をつくるうえで欠かせない視点の1つです。