子どもが進んで動き出す! 給食・掃除のシステム&アイデア
“やらされる”当番から,“進んで動く”当番へ。毎日のことだからこそこだわりたい,給食・掃除のシステムとアイデアを大公開!
子どもが進んで動き出す!給食・掃除のシステム&アイデア(11)
ちょっとしたアイテムやアイデアで教室がピカピカに!
静岡教育サークル「シリウス」森竹 高裕ほか
2016/4/25 掲載
  • 給食・掃除のシステム&アイデア
  • 学級経営

 新年度がスタートしてもうすぐ1か月。
 掃除の活動も徐々に軌道に乗ってきたころでしょうか。
 そこで今回は、基本中の基本とも言える教室掃除で役に立つアイテムやアイデアをいくつか紹介します。

小さなほこりも残らず回収!

 教室の隅は最もほこりがたまりやすい場所です。
 そのほこりを撃退するのに役立つのが新聞紙です。
 まず、新聞紙を濡らし、細かくちぎってからほこりが多いところに撒いておきます。
 その後、ほうきで新聞紙を巻き込むように掃いて取っていけば、あっという間に床はきれいになります。
 古新聞を教室にストックしておけば、準備の手間もかかりません。

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掃き漏れを防ぎ、教室を爽やかに!

 本当に隅々まで床を掃いたかどうかは、パッと見ただけではよくわかりません。
 そこでおすすめなのが、掃除の前に、教室にまんべんなく乾燥させたお茶殻を撒くという方法です。
 掃いたかどうかがわかりやすくなることはもちろん、お茶殻には消臭作用があり、教室がさわやかになります。
 お茶殻は事務員の方にとっておいてもらいましょう。

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素早い原状復帰でタイムロスを防ぐ!

 掃除終了後の机運びでタイムロスが生じやすいのが、原状復帰、つまり机を正確に元あった位置に戻すことです。せっかく素早く運んでもここで余計な時間をとられていては意味がありません。
 そこで、机の脚の位置がどこかわかるように、床に印をつけておきます。
 低学年の場合、前をのぞき込んで転倒してしまう恐れがあるので、印は手前側の足の位置につけるようにします。

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『子どもが進んで動く! 掃除・給食 システム&アイデア事典』には、その他にもたくさんのアイテムやアイデアが紹介されています。

静岡教育サークル「シリウス」

1984年創立。
「理論より実践」「具体的な子どもの事実」「小さな事実から大きな結論を導かない」これらがサークルの主な柱です。
自分の実践を語る場がある、聞いてくれる仲間がいるというのはすばらしいことです。同じ志をもつ仲間がそこにはいます。

(構成:矢口)
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