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「特定の価値観を押し付けたり、主体性をもたず言われるままに行動するよう指導したりすることは、道徳教育が目指す方向の対極にあるものと言わなければならない」、「多様な価値観の、時に対立がある場合を含めて、誠実にそれらの価値に向き合い、道徳としての問題を考え続ける姿勢こそ道徳教育で養うべき基本的資質である」との答申を踏まえ、発達の段階に応じ、答えが一つではない道徳的な課題を一人一人の児童が自分自身の問題と捉え、向き合う「考える道徳」、「議論する道徳」へと転換を図るものである。
少し長いですが、昨年7月に出された、『小学校学習指導要領解説 特別の教科 道徳編』からの引用でした。解説でも書かれている通り、教科化にともなって「考える道徳」「議論する道徳」への転換が今、求められています。では、どのように「考え、議論する道徳」をつくっていけばよいのでしょうか。
そこで、『道徳教育』2017年1月号「考え、議論する『白熱道徳教室』への誘いでは、特に白熱した話し合いのある道徳授業にスポットを当て、白熱した話し合いに変えるアイデアや実践例など、様々な角度から特集を行いました。
「提言/考え、議論する『白熱道徳教室』とは」では、そもそも「考え、議論する道徳」とは何か、白熱する道徳授業とはどのようなものか、4人の先生にご提言をいただきました。「黙り合い」や「教室をしーんとさせることが、実は白熱した道徳では…?」というご提言もあり、大変興味深い内容になっています。
「写真&図で解説! 白熱道徳に変えるアイデア&アイテム」では、白熱道徳に変える様々なアイデアをご紹介いただきました。デジタル心情帯グラフやミニボード座談会など、明日からの授業で取り入れたくなるものが満載です。
また、若手向け特集「『話し合い』ができるクラスへのSTEP UP」では、話し合いがスムーズにできるクラスのつくり方について、ご紹介いただきました。白熱道徳教室を行う前段階として、ご一読いただきたい内容です!
今月も充実のラインナップでお届けします!