群馬県前橋市では、「県子どもセーフティネットインストラクター」の養成講座が開かれた。インターネット上にあふれる悪質な情報から、地域全体で子どもたちを守り、育てていくことを目的としている。
インターネットは各国の教育現場でもなくてはならないものになっているが、その利用は常に危険と隣り合わせである。
各国が直面している、その危険な現状とは…。
Benesse教育研究開発センターの調査によると、日本では、家庭で週に1回以上インターネットを利用する小学生は42.7%、中学生は49.4%。学校で週に1回以上利用する小学生は25%、中学生は22%。(第1章第3節「メディアとの接触」)
またアメリカでは、
18歳以下の10人に1人が、学校の勉強にはインターネットが必要だと考えている(サザンカリフォルニア大学調査:ED WEEK)
と報告されている。これほど急速に普及しているインターネットだが、子どもを巻き込んだ被害も増えている。2006年に警察庁がまとめた資料によれば、昨年1年間に起こった出会い系サイトに関連する事件は1915件。その内、18歳未満の被害者は1153人にも及んだ。
イギリスでは4月にも、インターネット上で嫌がらせを繰り返していたとして、10代の若者2人が逮捕された。
また、BBCの記事によると、イギリスのNSPCCは、インターネットを利用する子どもの約50%が、オンラインでいじめや脅迫、性的嫌がらせを経験したことがあるとの調査報告をしている。
一方で、インターネットは、誰にも言えないような経験を相談できるひとつの重要な手段であるとして、子ども向け相談サイトの窓口を設ける市民団体も増えている。
子どもを助ける手段としての便利さと、子どもを守る手立てをしっかりと確立することのバランスをとることが必要とされている。
やはり目に届く範囲で触れさせるってのが良さそうですね。
昔は自分専用の部屋もなかったし、当然テレビやパソコンも
子ども部屋にはなかったのに、最近の親は甘やかしすぎでは。