食べ物の好き嫌い、キャラクターが解決?
皆さんは「キャラ弁」をご存じでしょうか。具材でキャラクターを模ったお弁当のことで、子どものためにキャラ弁を作る家庭が増え、6月29日の毎日新聞の記事によると、東京で第1回キャラ弁コンテストも開催されたそうです。また8日の産経新聞の記事によると、生鮮食品業界にもキャラクターは進出していて、人気キャラクターを包装に使うことで、子どもの野菜・果物離れを少しでもくい止めることが期待されています。
食育・食生活指針の情報センターの食生活指針をみてみると、「野菜・果物、牛乳・乳製品、豆類、魚なども組み合わせて」というようにバランスのよい食事の重要性が挙げられています。
特に野菜について言えば、諸外国の指針にも、「フランス:果物や野菜は食事で優先されるべき食品である」、「ノルウェー:いも類、野菜、果物、ベリー類をもっと食べましょう」のように掲げられています。
嫌いだからと言って、食べなくてすむわけではない野菜。厚生労働省の平成17年国民健康・栄養調査結果では、約6割の保護者が子どもの食習慣を改善したいと考え、その改善したい内容としては「副菜(野菜)を十分に食べる」を半数以上の保護者が挙げています。やはり、子どもが野菜を食べないことが保護者の悩みと言えそうです。このような親心を察してか、見た目で子どもたちを惹きつける商品が増えているのかもしれません。嫌いなものでも、我慢して食べる時代は終わったのでしょうか…。
以前、忍び寄る個食≠孤食にもあったように、一人で食べることが増えている今、子どもの偏食傾向はますます強くなる可能性もあるかもしれません。皆さんは子どもの好き嫌いにどのように対処していますか?
この記事は、『きょういくじん会議』の記事を移転して掲載しているため、文中に『きょういくじん会議』への掲載を前提とした表現が含まれている場合があります。あらかじめご了承ください。
今の子どもたちは、いろいろ工夫されていて、ずるいなぁと思ってしまいます。
でも、キャラクターをつけても、それは包装だけで中身はただの野菜・果物。きっかけにはなりますが、結局、親がどうにかして食べさせなくてはいけないんですよね。
どんだけ!?
たしかに。親が無理やり食べさせることで、食べ物に悪いイメージを持つこともありますよね。そういう場合は、大人になっても好き嫌いが直らないことが多い気がします。
嫌いなものは避けて通る・・・という事を子どものうちから身につけてしまって良いのでしょうか。壁にぶち当たって克服することも大切なことだと私は思います。
この手間のかけ方は・・・。