きょういくじん会議
まじめなニュースからやわらかネタまで、教育のことならなんでも取り上げる読者参加型サイト
夏バテに効く、あるサカナのお話
kyoikujin #93
2007/7/28 掲載

この画像はイメージです 7月ももう残り数日ですね。学校ではいよいよ夏休みが始まり、先生方も一息つかれているのではないでしょうか。子どもたちにとっては待ちに待った夏休み、でも忙しい大人たちにとっては…? (夏休みなんて一切ナシ! という方も中にはいらっしゃいますよね〜。)それでも夏は、いくつ年をとってもなんだかワクワクした気分になる季節です♪

 そんな夏を元気に乗り切るパワーのモトと言えば…

 そう、ウ・ナ・ギ

 あのニョロニョロした黒い魚が、とっても豊富な栄養素を持っていることはみなさんもご存知かと思います。例えば…

  • 疲労回復に役立つビタミンB1やB2
  • 目の働きをよくしたり、免疫力を高めるビタミンA
  • 抗酸化作用があるため、細胞の老化を防ぐ若返りのビタミンE
  • 血管を柔軟にし、プリプリ美肌を作ってくれるコラーゲン

 などなど。この他にも良質なタンパク質やカルシウム、亜鉛、鉄などのミネラルも含んでいます。
 更に、ウナギの体の表面のぬめりはムチンという、糖質とタンパク質が結合した水溶性食物繊維なのだそうですが、この成分が免疫機能を高め、胃腸の粘膜を保護し消化吸収を助けるので、食欲が減退するのを効果的に防ぐとのこと。

 以上からわかるように、ウナギは夏バテに効果テキ面な食材なのです。そういえば一時期「頭がよくなる」ということで随分話題になったDHA(ドコサヘキサエン酸)。これを多く含むということでもウナギが注目されたことがありましたよね。

 ところでウナギと言えば、養鰻の盛んな静岡県が本場というイメージが強いですが、なんとその静岡県では学校給食でウナギが出されているとか! 長泉町のホームページでこのことが紹介されています。
 最近は養殖のウナギでも天然モノに負けず劣らず美味しいと言われているぐらいですし、私のようなウナギ好きの人間からしてみればなんとも羨ましい話です!

 ただ、先月締結されたワシントン条約によるシラスウナギ(稚魚)の輸出規制問題で、今後ウナギの価格が高騰するという話も。ヨーロッパウナギの輸入のおかげで身近になった高級食材が、また高嶺の花になってしまう可能性が高いようです。そうなると給食のメニューにウナギが載るなんてこともなくなってしまうんでしょうかね…。

 さてみなさん、今月30日(月)は土用の丑の日です! 今夏の分のウナギは必要量がすでに確保されているとのことなので、ウナギを気軽に楽しめる今のうちに、美味しい鰻屋さんへと足を運んでみてはいかがでしょうか?

この記事は、『きょういくじん会議』の記事を移転して掲載しているため、文中に『きょういくじん会議』への掲載を前提とした表現が含まれている場合があります。あらかじめご了承ください。
コメントの一覧
2件あります。
    • 1
    • 名無しさん
    • 2007/7/30 8:46:23
    中国産どころか国産も売れてないと報道されてますね。
    これだけ偽装問題が続くと国産と言われても素直に信用できないところです。
    • 2
    • 名無しさん
    • 2007/7/30 9:30:31
    某有名店の天然鰻を1度だけ食べたことありますが、それほど感動もなく。。。養殖のものでも充分満足だなと思ったことがあります。好みの問題でしょうかね。
コメントの受付は終了しました。