出身中学は書いてもOK? ブログ・プロフを持つ中学生
1日の毎日新聞の記事によると、6割の中学3年の女子が自分のブログやプロフ、掲示板を持っており、それを第3者(大人)に見られている意識は低いとのこと。
ブログ、プロフとは? ご存知の方も多いと思うが、その意味を確認しておく。
- ブログ
- …ニュースや事件、趣味などに関し日記形式で自分の意見を書き込むインターネットのサイトやホームページ。
- プロフ
- …ネット上で手軽に開設できる自己紹介ページ。またそのサービス。主に携帯電話で利用する。写真、名前(ハンドルネーム)、性別、誕生日、血液型、趣味などのプロフィールを掲載することが可能。
三省堂提供「デイリー 新語辞典」より
これらを持っているのは、男子よりも女子が多く、そこで知り合った人と実際に会ったり、自分の写真を送ることもあるようだ。また、実名や住所は書かなくても、出身中学を書くことはあるようだ。これらは出会い系ではないが、たやすく個人情報を書き込むのは危険ではないだろうか。
子どものネット利用の実態については、きょういくじん会議においても「ネット利用の小学生の約7割がネットで宿題を調べる―内閣府調査」、「インターネットの被害から子どもを守ろう!」で取り上げられてきた。また、朝日新聞の記事によると、今年から高校の情報Aの教科書で携帯電話の単元が設けられたり、中学の技術の教科書で情報の使い方や管理法も取り上げられるようになってきたとのこと。子どもたちが情報社会で安全に生きていくために、教育内容も変わってきているようだ。
次から次へと新しいものができるネット社会と、簡単に個人情報を書き込む中学生。保護者が把握しておらず、注意できない点が問題であるいう意見もある。
いつでもどこでもネットにアクセスできるようになってきため、すべてに大人の目が届くわけではないが、その実態を把握し、早くから個人情報に対する危険意識も持たせる教育が求められるだろう。
- 高校の情報A 携帯をきちんと教える(朝日新聞)
http://www.asahi.com/edu/student/kyoukashow/TKY200708010314.html - 中学校の技術・家庭 情報の使い方・管理法も(朝日新聞)
http://www.asahi.com/edu/student/kyoukashow/TKY200707120184.html
この記事は、『きょういくじん会議』の記事を移転して掲載しているため、文中に『きょういくじん会議』への掲載を前提とした表現が含まれている場合があります。あらかじめご了承ください。
おかしな大人がこの情報を利用して、何か事件が起きないか心配。