きょういくじん会議
まじめなニュースからやわらかネタまで、教育のことならなんでも取り上げる読者参加型サイト
9月1日は何の日? 身に付けたい防災の知識
kyoikujin
2007/8/26 掲載

 9月1日は「防災の日」。1923年9月1日に発生した関東大震災にちなんで設けられた日として広く知られていますが、今年は7月の中越沖地震、8月のペルー沖地震など相次ぐ大地震の発生で、例年よりも「防災の日」を意識される方も多いのではないかと思います。
 当日は避難訓練を行う地域や学校も多いかもしれませんが、他にも子どもたちが防災教育を進めるためのカリキュラムやグッズがあるようなのでご紹介します。

「ぼうさいダック」
災害や犯罪への子どもたちの対応行動を象徴的な動物で示した絵カード。遊びながら地震や火事等への対処法を身に付けられるとういうもの。これは日本損害保険協会が、防災教育活動の一環として制作したもので幼児から小学校低学年向けだそうです。22日の毎日新聞の記事でも紹介されています。
「ぼうさい探検隊」
小学生の小グループで自分たちの住む町に出かけ、「危険な場所」や「防災設備」などを調査し、それらをまとめて「防災マップ」を作るカリキュラム。この防災マップを全国から集めたコンクールを1年に一度行っているそうです。
「子供防災eランド」
ゲームやクイズで地震や津波、台風、火事について学習できるコンテンツ。総務省消防庁のホームページから見ることができます。学校だけでなく、家庭でも親と一緒に楽しく学ぶことができそうです。

 実際に大きな地震は体験したことがなく、「非難訓練」は何のためにするのかわからないという子どももいるでしょう。また、テレビや新聞を通して知る地震による被害も、自分に無縁なこととしてとらえ、日常的に「防災」を意識することは少ないかもしれません。

 ご紹介したようなグッズやカリキュラムをきっかけとして子どもたちが地震の構造やその対処方法を身近なものとして学び、いざという時に被害の規模を広げないようにすることができるとよいですね。

この記事は、『きょういくじん会議』の記事を移転して掲載しているため、文中に『きょういくじん会議』への掲載を前提とした表現が含まれている場合があります。あらかじめご了承ください。
コメントの一覧
2件あります。
    • 1
    • 名無しさん
    • 2007/8/27 11:03:11
    防災マップはいいですよね! 保育園の卒園前に、子どもたちが先生と作っていました。
    • 2
    • 名無しさん
    • 2007/8/27 12:56:21
    小学生の時に学校から一年に一度、乾パンを持ち帰らされて食べていました。これもまた防災教育の一つかな、と思います。
コメントの受付は終了しました。