
この漫画、全巻全て買えたらいいなー。コレクションしているお菓子のおまけ、全種類揃えたいなー。という少年少女時代の夢をお金に物を言わせて(?)実現する大人が増えている…。こんな内容の記事を22日の産経新聞で読みました。
「大人買い」とは、比較的安価なものをまとめ買いすることを指すようですが、同記事にもあるように、もともとは子ども向けのおまけ付きお菓子がブームの火付け役だそうです。ウルトラマンなどのヒーローものや模型、リモコンカーなど現代の子どもというよりは、中高年をターゲットにしたおまけを付けると、小売店向けのケースごと買って行く人もいたとか。
大人買いはおまけだけにはとどまらず、筑摩書房や新潮文庫も「大人買い」に適した専用セットをホームページ上で販売。漫画全巻ドットコムのように漫画を全巻で販売するサイトもあります。こういったサイトを見ると、昔読んだ漫画をまとめて手に入れたい! 今度の休日は、読みたかった本を読破したい! と、心惹かれる方が多いのもうなずける気がします。ただ、こんなに簡単に手に入ってしまうと、昔のように愛着はわきにくいかもしれませんね。
また、最近のおもちゃは、子どもと一緒に親も遊べるものが増えているという記事も22日の産経新聞に載っていました。おもちゃ会社もターゲットを子どもだけではなく、大人も喜ぶ本格的なものにしているあたりは、「大人買い」用商品と同様、小さい頃に戻って夢中になりたい、昔やりたかったことを実現したい、癒されたいという大人の心を満たすことが、商品企画の鍵になっているのかもしれません。
皆さんのお宅では、子どもと一緒に遊んでいるつもりが、親が一番夢中になっていたり、子どもよりも熱心に親が漫画を全巻買い揃えて満足しているなんてことないでしょうか。それを携帯やテレビゲームを使いながら冷ややかな目で見る子ども…。親の権威を保つためにも何事もほどほどにしたほうがよさそうですね。

私はお祭りの屋台での全種類制覇が夢でしたが、やったことないです。
メタボ怖い・・・。
「今このセットで買わないと次出会えないかもしれないから!」ということだそうです。とてもおもちゃを愛している方です。