新聞やテレビのニュース報道を読み解く「時事力」を認定する「ニュース時事能力検定試験」、略して「N検」の2008年第2回受付が8月18日より始まっています。
この検定試験は「時事キーワード」や、「社会の仕組みや流れについての知識」を1級から5級の5段階に分けて認定するもの。主催する日本ニュース時事能力検定協会の名誉会長は『バカの壁』で有名な養老孟司氏。理事にもジャーナリストの池上彰氏、キャスターの田丸美寿々氏などが名を連ねています。
各級の目安は、5級:中学生程度 4級:高校生程度 3級:大学1〜2年生程度 2級:大学3〜4年生程度 1級:社会人ハイレベル となっており、公民学習の一貫として、また就職活動の腕だめしとして受験される方も多いとか。
ちなみにニュース時事能力検定HPに公開されている過去の問題を紹介すると……
<5級問題例>(ニュース時事能力検定HPより)
いまの衆議院では、与党(政府を支える政党)が3分の2以上の議席を持ち、参議院では野党(政府に対向する政党)が過半数を占めています。このような国会の状態は普通、何と呼ばれますか。次から1つ選びなさい。
1 ねじれ国会
2 ひねり国会
3 たすき国会
4 こじれ国会
これはなんとか答えられそうですね。
では1級の問題は……
<1級問題例>(ニュース時事能力検定HPより)
総務省が2008年4月に発表した2007年10月1日現在の推計人口によると、後期高齢者医療制度の対象となる75歳以上の人口とほぼ同じとなるのはどれか。次から1つ選べ。
1 東京都の人口
2 大阪府の人口
3 年少(0〜14歳)人口
4 平成生まれの人口
なかなか難解です。
2008年度、5級の最年少合格者は9歳、1級は17歳というから驚きです。
第2回検定試験の申し込みは、10月15日(水)までで、試験日は11月16日(日)です。興味を持たれた方は、挑戦されてみてはいかがでしょうか。
そういう効果も期待できるんですね。
大学生や社会人がこの検定にむきになって挑戦するのは少し滑稽な気もしますが、中高生などはニュースへ興味を持つきっかけ作りに良いかも知れないですね。