- 特集 読み方・書き方の「学び方」を学ぶ
- 提言・授業で育てる「学び方」の基礎・基本
- 「読み方」の授業で「問う」ことは何か
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- 「学び方」の内容と育て方
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- 「学び方」の段階的指導
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- 問いを基軸に、既得の学習技術・方法を調節変換できる力の育成
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- 読み方で育てたい「学び方」の基礎・基本
- 低学年/一年生にも読解と読書をつなぐ「学び方」を
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- 低学年/子どもに開かれた「学び方」を育む
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- 中学年/「学び方」の基礎となる「要点をまとめる」学習
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- 中学年/説明文の「対比読み」で育てる
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- 高学年/読みのモノサシを子どものものに
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- 高学年/説明的文章の基本構造への着目
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- 中学生/「言葉つなぎ」を用いて作品を読む
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- 中学生/象徴を読む−読み方を学ぶ単元学習−
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- 書き方で育てたい「学び方」の基礎・基本
- 低学年/文章の視写をベースにして目的や意図に応じた書き方を学ぶ
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- 低学年/学び方を学ぶ作文の授業
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- 中学年/コンピュータネットワークを使って、目的意識・相手意識を育てる
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- 中学年/ほっと一息
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- 高学年/学習作文を書かせよう
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- 高学年/コミュニケーション能力を育てる「書くこと」
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- 中学生/説得力のある意見文を書くために
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- 中学生/数字が語るものを的確に書き表す
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- 「学び方」を学ぶ読み方指導をこう改善する
- 文章を吟味しリサーチしリライトする
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- <教科内容>としての「読み方」、<教育内容>としての「学び方」
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- 総合的学習を国語学習で支える (第2回)
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- 「伝え合う力」を育てる教室 (第2回)
- 個の思いを伝え合い、異同を探る世界へ
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- 編集部に届いた研究紀要・図書から
- 現場訪問 「『生きる力』を育む国語学習」最前線 (第38回)
- 豊かな表現力・行動力に富む子供の育成
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- 書評
- 『国語科で育てる相互交流能力・小学校編』(村松賢一他編著)
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- 『国語科で育てる相互交流能力・中学校編』(村松賢一他編著)
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- 『学び方を学ぶ・小学校低学年編』(柴田義松編)
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- 国語教育時評 (第2回)
- 「国語教育学」の歴史は始まったばかりだ
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- 国語教育人物誌 (第122回)
- 長野県
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- 山梨県
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- 福井県
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- 石川県
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- 国語教師としての修業道 (第2回)
- 良い教師は言葉を大事にする
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- 〜先達・平山寛司先生の教訓〜
- 総合的学習を支える国語科の基礎・基本 (第2回)
- 「メモ・聞く」指導と評価
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- 〜基礎基本から交流へ〜
- 修辞学的論理学 (第2回)
- 虚偽の認定
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- 中学校文学教材の新しい教え方 (第2回)
- 「読むこと」の指導の何を変えるのか
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- 「伝え合う力」を育てるために (第2回)
- 学校教育の成果等とは、何か/国語科の成果とは、何か
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- 情報活用能力の育て方 (第2回)
- 怠け者の情報活用法(1)
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- 〜これまでどおり教科書を生かしながら(1)〜
- 編集後記
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編集後記
○…「学び方学習」を提唱されている柴田義松氏は、「学校改革の鍵は、子どもの学び方にもっと目を配り、学ぶことに喜び、楽しみを子どもが見出すような学び方を教育の基本に据えることだ」と提言しています。さらにつづけて「教師は自分の教え方に気を配ることはあっても、子どもの学び方に気をつけることは、意外と少ない」とまで指摘しています。
○…「自ら学び、自ら考える」教育への転換といわれている今回の教育改革のスローガンは、これまでの知識を一方的に教え込むことになりがちであった教育の基調を転換するものとして注目されています。
○…子どもの学び方に着目し、学び方を研究し、質的に高めようとすることは、柴田氏も指摘されているように、「学校の教育活動全体を子どもの立場に立ってとらえ直すことを意味」しているわけで、これまでの受動的な学び方でなく、自ら進んであれこれ探究する能動的な学び方が身につくように、授業を転換することを意味しているわけです。
○…では具体的にどうするか。国語の授業が多くの子どもたちに嫌われている最大の理由は、読み方、書き方という国語科の基本的な内容がきちんと教えられず、自分ひとりで読み深める方法が子どもに習得されていないからだと柴田氏は分析しています。
○…「自ら学び、自ら考える」ということは、問いを持つことから始まるといわれています。そのためには、「問うことを学ぶ」授業づくりの原則を確立することが重要であると強調されています。本号は、国語科の授業で「学び方」の基礎・基本をどう子どもたちに身につけさせるかを軸に新しい提案をお願いしました。
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- 明治図書