- 特集 変わる高校国語×変わる授業づくり
- 巻頭提言/高校国語&授業づくりはこう変わる
- 新学習指導要領改訂を踏まえて
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- 新学習指導要領を踏まえた高校国語の授業と評価【現代の国語】
- [話すこと・聞くこと]話す力の育成を見据えた聞く力の育成
- 教材:ワークシート・プレゼンテーション動画(オリジナル教材)
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- [読むこと]情報の扱い方・実用的な文章
- 教材:(1)西暦0年から2011年までの主な温室効果ガスの大気中の濃度の変化/(2)世界平均地上気温/(3)潮位計と人工衛星データによる世界平均海面水位の変化(以上気象庁HP)/(4)京都議定書の概要(環境省HP)/(5)岩井克人著「経済の論理/環境の…
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- 新学習指導要領を踏まえた高校国語の授業と評価【言語文化】
- [書くこと]言語文化に学ぶ「自己表現」と「他者意識」
- 教材:(参考資料として)『枕草子』『新古今和歌集』他
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- [読むこと]語り手という共通点から現古を繋ぐ試み
- 教材:「羅生門」「木曽の最後」(『言語文化』大修館書店)
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- 新学習指導要領を踏まえた高校国語の授業と評価【論理国語】
- [書くこと]論理的な文章を「書く」ための足場づくり
- 教材:水野和夫『資本主義の終焉と歴史の危機』
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- [読むこと]評論文に沿った具体例を考える
- 教材:岩井克人「マルジャーナの知恵」(『精選国語総合 現代文編改訂版』筑摩書房)
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- 新学習指導要領を踏まえた高校国語の授業と評価【文学国語】
- [読むこと]「継子物語」から考察する親子関係
- 教材:「落窪物語」/「更級日記」/『Mother』/『朝が来る』/『そして,バトンは渡された』/『25年目の「ただいま』
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- 新学習指導要領を踏まえた高校国語の授業と評価【国語表現】
- [話すこと・聞くこと]社会生活に必要な国語力を高めるための文章紹介プレゼンテーションの可能性
- 教材:重松清「卒業ホームラン」(『高等学校標準国語総合』第一学習社)/重松清「ぐりこ」
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- [書くこと]対談記事を書く
- 教材:地域の職業人・達人のインタビュー記事
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- 新学習指導要領を踏まえた高校国語の授業と評価【古典探究】
- [読むこと]「古典」を「協働的」に「探究」せよ!
- 教材:「源氏物語」/「源氏物語玉の小櫛」(いずれも『新探究古典B 古文編』桐原書店)
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- 第2特集 心に残るフィナーレ授業Special
- 小学校
- 他教科(生活科)の振り返り活動と関連させる
- 国語科(書くこと単元)×生活科(成長単元)=遊びながら成長の実感を!
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- 動画・写真で交流する
- 動画編集アプリで一年を振り返る
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- スピーチで振り返る
- 六年間の思いを「双方向」のスピーチで振り返る
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- 読み聞かせで締めくくる
- 自分自身と向き合う機会をつくる
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- 中学校
- クラウド上の学びの足跡で振り返る
- “今年の学びウィキペディア”をつくろう
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- ポートフォリオで振り返る
- 「学習記録」で自分の学びを再構築しよう
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- 高校への学びにつなげる
- 今の自分へ〜三年間を振り返って詩を送る〜
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- 【特別寄稿】令和2年度「国語に関する世論調査」の結果からみる国語科の課題
- 生活の変化とコミュニケーション
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- GIGAスクール時代の国語授業づくり (第12回)
- 2022年度に向けての展望と課題
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- 〜GIGAスクールと国語科〜
- 学びの本質に迫る 国語科のパフォーマンス課題と評価 (第11回)
- パフォーマンス課題において,「役割」・「状況」・「問い」を設定することの意味A
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- 教科書教材で実践! 今月の板書&発問講座 (第12回)
- 小学1年/「ずうっと,ずっと,大すきだよ」(光村図書)
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- 小学2年/「すてきなところをつたえよう」(光村図書)
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- 小学3年/「モチモチの木」(光村図書)
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- 小学4年/「初雪のふる日」(光村図書)
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- 小学5年/「大造じいさんとガン」(光村図書)
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- 小学6年/「狂言 柿山伏」「「柿山伏」について」(光村図書)
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- 中学1年/「一年間の学びを振り返ろう 要点をフリップにまとめ,発表する」(光村図書)
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- 中学2年/「国語の学びを振り返ろう テーマを決めて話し合い,壁新聞を作る」(光村図書)
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- 中学3年/「温かいスープ」(光村図書)
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- 青木伸生の国語授業指導スキル大全 (第12回)
- 思考ツールの活用スキル
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- 野口芳宏の国語授業四方山ばなし (第24回)
- 幼児教育の現場からの学び(下)
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- 〜幼児の読字力,作文力の形成実績〜
- 国語教育の実践情報 (第72回)
- 小学校/令和3年度全国学力・学習状況調査授業アイデア例について3
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- 中学校/第50回全日本中学校国語教育研究協議会・第64回全関東地区中学校国語教育研究業議会(茨城大会)の開催
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- わが県の国語ソムリエ (第118回)
- 富山県
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- 編集後記
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- 今月号 掲載教材一覧
編集後記
小学校・中学校での新しい学習指導要領の全面実施を経て,いよいよ二〇二二年度からは,高等学校においても新課程がスタートします。高校の教科書掲載作品をめぐる近況がポータルサイトのトップニュースで扱われるなどといった,世間的な関心の高まりも感じます。
小紙の二〇一九年度にご連載いただいた「変える国語授業―高大接続改革・大学入学共通テストを見据えて―」の中で,大滝一登先生は,最終回で次のように書かれていらっしゃいます。
(前略)筆者が感じているのは,まだ十分語られていない,当事者である国語科教師の意識の大きな変化である。新学習指導要領に対する拒否反応を示す教師がいる一方で,授業改善を模索する動きが全国的に進みつつあることが教育委員会の指導主事から聞こえてきている。こうした動きは,教育委員会や意欲的な教師に導かれ,少しずつではあるが,成果を上げつつある。例えば,ある県では,教科書も未作成の状況にあって,新学習指導要領に示された資質・能力をベースとした年間指導計画の作成が試行されている。また,別の県では,冒頭に目標を示す授業が定着し,「教科書○ページから」で始まる授業はほぼ皆無だという。さらに,「話すこと・聞くこと」や「書くこと」の授業づくりを真剣に改善しようとする動きも次第にみられるようになってきている。
学習指導要領の改訂に良くも悪くも左右されない…というのが高等学校の現場においてはしばしば聞かれることだったように思いますが,今次改訂においては,ICT活用の広がりもあいまって,授業改善への積極的な取り組み・議論が広く見られています。また,新しくなった「評価」についても,それをどう授業や指導案にしていくのか,先生方が各地で自主的な勉強会を開かれるなどして対応を進めていらっしゃることを伺っています。
そこで今号では,新年度直前,いままさに知りたい高等学校の授業づくりの最前線として,ご提言・実践プランをお寄せいただきました。
さらに,年度末にあたる今号では,第2特集として国語の「フィナーレ授業」を取り上げました。心に残る授業納めの具体例を,実物資料などを交えてご紹介いただいています。1人1台端末を用いたGIGAスクール元年ならではのものから,読み聞かせ・ポートフォリオといった不易のテーマまで,幅広い授業納め事例をぜひご参考にしていただけたらと思っています。
/林 知里
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- 明治図書
- 具体的な事例が多く、大変参考になりました。現在、ちょうど次年度の年間授業計画を立てている最中なので、タイミング的にもちょうどよいものでした。2022/3/430代・高校管理職